北部タイを旅する拠点は古都チェンマイ。チェンマイでは至極の“洗練”の数々が同居している。小物、ファッション、アート、食……。高感度な人々が己の才能を表現し、斬新で個性溢れるライフスタイルを披露中だ。

» 第1回 人気の雑貨&カフェでタイ家庭料理を満喫
» 第3回 ブティックホテルの美食レストラン
» 第4回 本質で勝負するベジタリアンレストラン
» 第5回 新感覚のアジアンフードカフェ
» 第6回 自家焙煎コーヒーが味わえる本格カフェ
» 第7回 受賞歴のあるお茶が揃う専門店

貴族の館に造られたレストランは
北タイ料理のベストプレイス

◆ Le Grand Lanna
(ル・グランド・ラーンナー)

ラーンナー様式を見事に再現、リゾート「ダラデヴィ・チェンマイ」。

 チェンマイの旧市街から車で10分ほどの、のどかな場所に立つリゾート「ダラデヴィ・チェンマイ」。

パラソルがアクセントになった、木漏れ日の射すテラス席。暑い日には冷房が効いている店内へ。

 施設内に揃うレストランの中でも一番人気なのがこちらの店だ。北タイとラーンナースタイルの伝統料理が満喫でき、北タイ料理のベストプレイスとの評価も。

 ラーンナー様式のパビリオンとして残された豪華なレストラン内はアンティーク蒐集家のオーナーが各地で集めたオブジェに囲まれて、広く快適なテラス席からは蓮池や熱帯植物の繁るトロピカルガーデンが望める。毎夕刻にはテラスでタイ伝統舞踊を披露。

 レストランはリゾート滞在者以外でも自由に利用できるので、のんびりとした古都の雰囲気中、高級リゾートのレストランらしい洗練された食事が堪能したい。

“タイ式レッドカレー、ライチと竜眼添え”(320バーツ)。中央にカレー、周囲に海老やその卵を詰めたライチ。
左:“チェンマイ・オードブルの盛り合わせ”(350バーツ)。茹で野菜、グリルドポーク、チェンマイ・ソーセージなど。中央の串刺しは焼き豚。いずれも新鮮で素材の良さが伝わってくる。
右:パイナップルに盛られた“葡萄入り海老炒飯と中国風ソーセージ”(280バーツ)。
オーナーが集めたアンティークは数知れず。陶器の器、木彫り、オブジェなどリゾート内に限らずレストラン内にも。

Le Grand Lanna
(ル・グランド・ラーンナー)

所在地 Dhara Dhevi Chiang Mai, 51/4 Moo 1, Chiang Mai-Sankampaeng Road, Tambon Tasala, Muang, Chiang Mai
電話番号 053-888-888
営業時間 11:30~14:30、18:00~22:30
定休日 無休
http://www.dharadhevi.com/

Photo=Hiroshi Abe
Text=Kyoko Sekine
Special Thanks=Keomaly(HAPPY SMILE TOUR)