コンデナスト・トラベラーの2015ゴールドリストに選出

目の前がロビー棟。この他に、ショッピング・ヴィレッジやレストラン棟が別にある。

 14~15世紀、タイの北部で勢力を誇示していたランナー王朝。その当時の集落を24万2千平方メートル(東京ドーム5つ分)という広大な敷地の中に再現し、2005年、ラグジュアリー・リゾートとしてオープンした「ダラデヴィ・チェンマイ」。その大きさはまるで王朝時代にタイムスリップしたかのように感じる。

 開業から10年、このたび、コンデナスト・トラベラー誌の「ゴールドリスト2015:ザ・トップホテルズ・イン・ザ・ワールド」に選出された。この賞は、毎年、コンデナスト・トラベラーの編集者、ライター、その他6大陸、34カ国に在住する影響力のある人物によって選ばれる。ホテルによっては、この賞の盾をレセプションに飾っているところもあるほど、世界的なバリューがある。

 ホテルは、チェンマイ中心地からわずか10分のところにあるが、ゲートをくぐったらもうそこは別世界だ。城壁に囲まれた要塞のように造られており、集落の中には小川も流れ、田んぼが広がり、仏教の礼拝堂まである。

昔の「都市づくり」をコンセプトにしている。