北部タイを旅する拠点は古都チェンマイ。チェンマイでは至極の“洗練”の数々が同居している。小物、ファッション、アート、食……。高感度な人々が己の才能を表現し、斬新で個性溢れるライフスタイルを披露中だ。

» 第1回 人気の雑貨&カフェでタイ家庭料理を満喫
» 第2回 伝統料理を堪能できるリゾートレストラン
» 第3回 ブティックホテルの美食レストラン
» 第4回 本質で勝負するベジタリアンレストラン
» 第5回 新感覚のアジアンフードカフェ
» 第7回 受賞歴のあるお茶が揃う専門店

本格的な自家焙煎コーヒーは
栽培もブレンドも独自の手法で

◆ Akha Ama Coffee
(アカ・アマ・コーヒー)

ATA(地域名)は酸味のやや強い味。“ATA Hot Coffee”(70バーツ)。アイスは“Manee Mana”(70バーツ)で、オレンジピール、コーヒー蜂蜜入りエスプレッソ仕立て。

 町の静かな一角にあるカフェは、学生や若者、外国人、旅行者まで遠慮なく長居している自由さが魅力。芳醇な香りのコーヒー豆は近くのチェンラーイ産。このカフェのオーナー、アユ・チューパー(愛称リー)さんはアカ民族が働くチェンラーイの農園を所有し、自家焙煎にもこだわる。

左:一杯ずつ丁寧にコーヒーをドリップ。
右:販売用コーヒー豆。

 店の創業は2010年3月。かつて大麻を育て周辺国に売っていたアカ民族の生活の糧がある時から違法となり、そのため、リーさんはタイ王室関係のサポートを受け、コーヒーや果物の農園を運営しアカ民族をサポートすることに。ここでは豆も選べ、紙ドリップ式の本格コーヒーが味わえる。

店内はテラス席も多く、自由な雰囲気。

Akha Ama Coffee
(アカ・アマ・コーヒー)

所在地 9/1 Mata Apartment, Soi 3, Hussadhisewee Road, Chang Phuak, Chiang Mai
電話番号 086-915-8600
営業時間 8:00~18:00
定休日 水曜、第2火曜
http://www.akhaama.com/

Photo=Hiroshi Abe
Text=Kyoko Sekine
Special Thanks=Keomaly(HAPPY SMILE TOUR)