マカオ在住ジャーナリストがすすめる
美味しい個性派バイキング5選

#02 カスタマイズ対応のライブキッチン
「メザナイン マカオ」
＠グランド ハイアット マカオ

キッチンとコミュニケーションできるのが「メザナイン マカオ」ならではの魅力。

 シンガポールの多国籍レストラン「メザナイン」が2009年9月のグランド ハイアット マカオのオープンに合わせて出店。

 これまでシンガポールと同様、9つの異なるダイニングで構成され、アジアおよび西洋料理各種をアラカルトでオーダーできるオールデイダイニングとして営業してきましたが、2016年6月にバイキングに転換。ディナータイム(18:00～23:00)のみの営業となりました。

素材を自分の目で見て確かめられるのも安心。

 こちらの最大の特徴は、「ライブキッチン」スタイルを採用しているところ。バイキングといえば、ラインにずらりと料理が並び、大きなお皿を持って店内を右往左往するのが当たり前の光景ですが、こちらは魚介類、タイ式ヌードル、野菜、グリルの各オープンキッチンで好きな素材と調理法を選んで注文し、テーブルまで届けてもらえる仕組みになっています。

 寿司、刺身、天ぷらが並ぶ日本料理、デリ、スイーツコーナーも充実しているほか、オレンジジュースを目の前で搾るマシンも導入されています。日本のデザイン設計会社、スーパーポテトがインテリアデザインを手がけたことでも知られ、随所にセンスの良さが感じられます。料金は月～木曜 539パタカ、金～日曜 639パタカとなっています。

#03 インド人も行列をなす本格派
「ゴールデン・ピーコック」
＠ヴェネチアンマカオ

インド各地の名物メニューがズラリと並ぶ。ベジタリアンやスイーツコーナーも充実。

 『ミシュランガイド香港・マカオ』で2017年まで4年連続で1ツ星評価を獲得したインド料理店で、ランチタイム(11:00～15:00)はバイキングスタイルで営業しています。ミシュランガイドで星を獲得したインド料理店は世界的にも珍しく、マカオのミシュラン星付き店でバイキングが楽しめるのもここだけです。

ゴージャスなインテリアが目を引く。(C)The Venetian Macao

 しかも、料金は188パタカとアフォーダブル。食材の大半をインドから輸入しているほか、インド各地から集まったシェフが、各地方に伝わるレシピを再現し、幅広いインドの味を楽しめるとあって、マカオを訪れたインド人ツーリストが行列をなすほどの人気ぶりとなっています。インドらしいゴージャスなインテリアもインパクト大。

文・撮影＝勝部悠人(マカオ新聞)