マカオでバラエティ豊かな
豪華バイキングを!
マカオのレストランシーンで大きな存在感を示しているのがバイキング(ビュッフェ)。近年、大型IR(統合型リゾート)を中心に、世界各地の人気メニューをズラリと取り揃えた大規模かつ豪華なバイキングが次々にオープンし、チョイスの幅が広がりました。
マカオではバイキングのことを英語で「Buffet(バフェイ)」、広東語で「自助餐(ジージョーチャン)」と呼び、海外からの観光客はもちろん、マカオに暮らす人たちも普段から愛用しています。
今回、マカオに数あるバイキングのなかから、ほかにはない特色をもったお店を5つセレクトしてご紹介いたしましょう。いずれも人気店のため、事前予約がお勧めです。
#01 マカオ唯一の回転式展望レストラン
「360°カフェ」@マカオタワー
マカオ半島南部のウォーターフロントに建つ高さ338メートルのマカオタワー。ギネス記録をもつ世界最高地点(61階=233メートル)からのバンジージャンプが有名ですが、そのすぐ真下にあたる60階フロアには、マカオ唯一の回転式展望レストラン「360°カフェ」があります。その名の通り、レストラン外周のテーブル席のフロア部分がおよそ90分で1周するようになっており、全方位のパノラマビューが楽しめるのが最大の特徴です。
こちらでは、ランチ(11:30~13:00、13:30~15:00の2部制)、およびディナー(18:30~22:00)の時間帯がバイキングスタイルになっています。眺望メインと思いきや、フードのチョイスも豊富で、クオリティも高いと評判。ポルトガル料理と中国料理を中心に、お寿司やインドカレーのコーナーもあり、エッグタルトやセラデューラといったマカオらしいスイーツも用意されています。
昼間はまるでミニチュアのように見えるマカオの街並み、夜はネオンきらめくカジノ都市ならではの光景を楽しむことができるとあって、ランチか、ディナーか、どちらにしようか迷うところ。料金は、ランチ278パタカ、ディナー500パタカと比較的大きな価格差がありますが、ディナーは豪華シーフード盛り合わせ付きとなり、制限時間も最長3時間半とゆったりです。
ちなみに、レストランとほぼ同じ高さにあるマカオタワーの展望台のチケットは135パタカ。差額を考慮すると、こちらで食事をしながら眺望を楽しむほうがコスパ良しといえるかもしれません。バイキングではありませんが、ティータイム(15:30~17:00)には178パタカという手頃な価格でハイティーセットが提供されます。
360°Café (360°カフェ)
https://www.macautower.com.mo/dining-experience/360-cafe/
文・撮影=勝部悠人(マカオ新聞)