切手を見れば文化と生活が見える
英国のスペシャルスタンプに注目
英国のみならず、世界中から惜しまれながら、2016年1月に亡くなった英国のロックスター、デヴィッド・ボウイ。先日、英国ロイヤル・メールは、2017年3月14日にデヴィッド・ボウイのスペシャルスタンプ(記念切手)を発売することを発表し、話題になりました。
往年のアルバム「ハンキー・ドリー」や「アラジン・セイン」をはじめ、ラストアルバムとなった「★(ブラックスター)」など、彼の代表的なアルバム6枚のジャケットと、1973年から2004年までのライブシーンの写真による、計10枚の切手がシートや特別パックなどになって発売されます。
このデヴィッド・ボウイの切手をはじめ、英国のスペシャルスタンプはこれまでも記念行事を祝うものや絵柄の美しいものなどさまざまなものがあり、英国の文化や生活がうかがい知れるラインナップです。
今回は、そんなスペシャルスタンプのなかから、代表的なものや興味深いものをご紹介しましょう。
王室関係以外を扱った英国のスペシャルスタンプ第1号は、1965年7月に発行された、同年1月に亡くなったウィンストン・チャーチルを称えたもの。チャーチルは、英国のスペシャルスタンプへの登場回数順位を見ると10位以内にランクインしています。
文・撮影=安田和代(KRess Europe)