先の12月19日、フランス一のオークションハウスとして知られる“アールキュリアル”にて、“ガストロノミー――ファイン・フード”をテーマにしたオークションが開催されました。

“アールキュリアル”はシャンゼリゼ大通りに本拠地があって、ギャラリー、ライブラリー、レストランを内包しており、パブリックで開かれたスペースとなっています。“ガストロノミー――ファイン・フード”をテーマにしたオークションを行うのは今回が初めて。ほとんど投機の対象となることのないものですし、牡蠣や卵など、今すぐにいただかなくてはならない素材も満載なのですから、驚きの試みでした。

ガストロノミーのエキスパートとしてファイン・フードをセレクトしたのは、フードジャーナリストのブルーノ・べルジュ。現在、大変注目を浴びているFOOD INTELLIGENCEというブログで知られています。
<次のページ> どんなファインフードがオークションに並んだ?
text:Aya Ito