チェコのゆるかわデザインが大集合！
デザイナーにも会えるマーケット

プラハのデザインマーケットは、人と人が出会える貴重な場所

木製玩具はチェコ土産の定番。ゆるかわデザインで手作りのぬくもりが伝わってきます。

 近年インターネットが驚くべき速さで普及して、チェコでも誰もがスマートフォンを持つ時代になりました。用事はメールで済ませ、会話はSNS、買い物はオンラインショップで。人間同士の係わり合いが希薄になった現代において、デザインマーケットでは人が作ったものが人間同士を繋ぎます。

 工場で大量生産された汎用品ではなく、手作りで心がこもったものからは、手に取った瞬間温かみが感じられ、それが世界で一つしかないオリジナルなものであることを実感します。

左上：おばあちゃんの手編み靴下。
右上：動物キャラクターのブローチ。
左下：カラフルなノートなど、文具もいろいろ。
右下：ポップなデザインの生地伸ばし棒。

 デザインマーケットでは作り手であるデザイナー自身が出店していることがほとんどのため、作った人と話し合って、オーダーメイドもOK。細かな部分まで自分の好みを伝えて、次回のマーケットのときには完成、といったことも可能です。

 マーケットではコンサートも開催され、音楽の国チェコならではのユニークな演奏を毎回楽しめます。

子供から大人までを魅了するコンサート。

 毎回子供対象の催しもあり、ファミリーで訪れても飽きないのもいいところ。

子供向けイベントは大人気、子供を大切にするチェコならでは。写真提供：Dyzajin Market

 次回のデザインマーケットは2016年5月28日、29日の2日間。春爛漫のプラハで最新のチェコに出会ってみませんか？

文・撮影＝クレメントゆみ子