
- イモラのWECシーズン開幕戦のポイント獲得で勢いに乗るアストンマーティンTHORチーム、Valkyrie Hypercarでさらなる加速を目指す
- 高速コースとして名高いスパ・フランコルシャンは、来月のル・マン24時間レースに向けた理想的な調整の場となる
- 英国人ドライバーのハリー・ティンクネルとトム・ギャンブルは、Aston Martin Valkyrie 007号車で2戦連続のポイント獲得を狙う
- アレックス・リベラスとマルコ・ソーレンセンはAston Martin Valkyrie 009号車で復帰、スパで強さを発揮し幸先のいいシーズンスタートを目指す
- Valkyrieは、FIA世界耐久選手権とIMSAという世界2大スポーツカーシリーズに参戦する唯一の公道仕様ベースのハイパーカー

2026年5月5日、スパ・フランコルシャン(ベルギー):
モータースポーツを象徴する最もチャレンジングなコースで、FIA世界耐久選手権(WEC)が始動します。ベルギーのアルデンヌ地方にあるスパ・フランコルシャン・サーキットは全長7004km。土曜日、ここで開催されるTotal Energies 6 Hours of Spaで、アストンマーティンの強力なハイパーカーValkyrieが、10回目の世界選手権のスタートを切ります。
2026年、この英国のハイパーカーはアストンマーティンのワークスチームであるTHOR Teamで、2年目のWECシーズンを迎えます。イモラの開幕戦(4月19日)でValkyrieはその競争力の高さを見せつけました。日本とバーレーンで連続してトップ10入りし、2025年のWECデビューシーズンを締めくくったValkyrieは、イモラで3戦連続のポイント獲得を果たしました。
3月にカタールで開催予定だったWEC第1戦は延期され、現時点では10月22日~24日に開催予定となっています。このため、例年より遅い4月中旬にイタリアでシーズン開幕を迎えました。ここで、ル・マン24時間レースで2度のクラス優勝を誇るハリー・ティンクネルと、ヨーロッパ・ル・マン・シリーズの元チャンピオンのトム・ギャンブルの英国人コンビが、Valkyrie 007号車で9位入賞を果たしました。これは、このコンビがアストンマーティンで獲得した初の世界選手権ポイントです。
同じチームに所属するのは、WECおよびIMSA GTクラスで数多くの優勝経験を持つアレックス・リベラス(スペイン)と、WEC GTクラスで3度のチャンピオンに輝くマルコ・ソーレンセン(デンマーク)。二人は2025年に3度(ドライバーまたはマニュファクチャラー)ポイントを獲得し、開幕戦でも14位でフィニッシュしました。
起伏に富んだ高速コースであるスパは、Valkyrieにとってイモラとは異なるダイナミックなチャレンジになるでしょう。このコースでは、世界唯一のロードカーベースのハイパーカーが持つ本来の高速性能が有利に働くはずです。しかし、スパでは何が起こるかわかりません。このベルギーの歴史あるサーキットは変わりやすい天候で知られ、わずかなミスが大きな代償につながるコースとして有名です。
また、スパはAston Martin THORにとって、6月13日~14日に開催される世界最大のモーターレース、第94回ル・マン24時間に向けた最後の調整の機会となります。1959年、ロイ・サルヴァドーリ(英国)とキャロル・シェルビー(米国)、そして伝説のレーシングカーDBR1が、アストンマーティンにとって記念すべき総合優勝を果たしました。Valkyrieは、ここに新たな勝利を加えることを目指します。
レース仕様のValkyrieは、究極の公道仕様ハイパーカーの純粋なレーシングモデルです。アストンマーティンとTHOR(The Heart of Racing)により市販車をベースに開発されました。レース用に最適化されたカーボンファイバー製シャーシと改良型6.5リッターV12パワープラントは、最高回転数11,000rpm、標準仕様で1,000bhp以上を発揮します。ただし、WECのハイパーカー規定およびIMSAのGTPレギュレーションに基づき、500kW(680bhp)という厳格な出力制限を守っています。
ハリー・ティンクネル、Aston Martin Valkyrie 007号車ドライバー(WEC):
「イモラは007にとって幸先の良いスタートでした。このマシンには合わないコースだとわかっていましたが、いきなりポイントを獲得できたのは素晴らしいことです。冬の間にチーム全員が懸命に働いた成果です。次は、スパの起伏のある高速コース。ここは世界的アイコンといえるサーキットで、路面がはるかに滑らかなため、Valkyrieに向いています。今年のマシンは競争力があるし、もちろんポイント獲得を目指します。ル・マンに向けた準備も忘れてはいません。少なくともスピードの点では、スパはル・マンとよく似ていますから」
トム・ギャンブル、Aston Martin Valkyrie 007号車ドライバー(WEC):
「WEC第2戦で、スパに戻るのが楽しみです。これは、大一番のル・マン24時間レースに備えた最後の準備の機会です。今シーズンはイモラで初ポイントを獲得し、好調なスタートを切りました。この勢いに乗って、トップ5を目指して積極的に行くつもりです。レースが待ちきれません」
アレックス・リベラス、Aston Martin Valkyrie 009号車ドライバー(WEC):
「スパが本当に楽しみです。特に、イモラでは良いレースをしましたから。大きく前進したと思います。スパ・フランコルシャンのようなコースで、マシンがどのようなパフォーマンスを発揮できるか、ワクワクしています。イモラとは全く違うコースですから。ル・マン前の最後のレースであり、私たちにとって重要な一戦です。いつもなら準備として3戦あるところ、今回は2戦しかありません。そのため、チームとドライバーには大きなプレッシャーがかかります。ミスのない良い走りをして、ル・マンという大きなチャレンジに備えて、多くのデータを集めることに集中します」
マルコ・ソーレンセン、Aston Martin Valkyrie 009号車ドライバー(WEC):
「スパが本当に楽しみです。イモラは、私たちにとっては苦手なサーキットでしたが、まずまずの結果で乗り切れたと思います。スパに向けて、良い結果を出すために前向きに積極的に臨みます。このマシンなら、当然、WECで上位を目指して戦えるはずです。間違いなくそれが私たちの目標です。私たちには速さがあります。チーム全員がイモラで素晴らしい仕事をしました。スパでも同じように良い仕事をし、さらに良い結果を得たいと楽しみにしています」
イアン・ジェームズ、Aston Martin THOR Team代表:
「チーム、ドライバー、そしてAston Martin Valkyrieは、まもなく、私たちが実現できると信じていることを成し遂げるでしょう。2026年、大西洋の両岸でこれまでに行われたレースのパフォーマンスを見れば明らかです。今までは、様々な理由で物事がうまくいきませんでした。しかし方針は同じです。目の前の仕事に集中し、チーム一丸となって上を目指し、あらゆる面でそれを実行します。これを続ければ、あらゆる面で向上し続け、いずれは結果がついてくるはずです。理論上は、スパは私たちのマシンに向いています。しかし、耐久レースにおいて、「すべてがうまくいく」というのは、単にコース上の特定のパフォーマンスを意味するわけではありません。あらゆる要素を組み合わせ、遭遇する様々な困難の影響を最小限に抑えなければならないのです。チームとして、私たちは、サーキットの外で続けられているあらゆる努力と準備の成果を活かす態勢が整っています。これまで以上に」
アダム・カーター、アストンマーティン耐久モータースポーツ責任者:
「レースカレンダーでは、常にスパはWECシーズン最大のレースであるル・マン24時間の前の最後のレースでした。そのため、スパのこの6時間のレースがいっそう重要になります。私たちにとってはどのレースも重要ですが、もちろん、スパは、Valkyrieでル・マンに戻る前に、役立つデータを収集できる最後のレースでもあります。開幕戦イモラでのポイント獲得は、今シーズンのレースを始める上で良い基盤となりました。この週末、すべてがうまくいけば、ベルギーでは両マシンとも上位を狙えるパフォーマンスを発揮できるでしょう。私が常に言うように、私たちはレースのたびに学び前進します。6月という重要な月を前に、私たちは軌道に乗って順調に進んでいます」

Aston Martin Vantage、ポイント獲得の真価を携えスパに帰還
- The Heart of Racing TeamがWEC LMGT3に復帰、スパ・フランコルシャンに2台のVantageで参戦
- 2026年、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTDクラスのポイントリーダー、ドゥドゥ・バリチェロがWECに復帰、スパ・フランコルシャンに参戦
- ル・マン24時間レースGTクラスで2度の優勝を誇るジョニー・アダムが、バリチェロ、そしてシリーズ初参戦のグレイ・ニューウェルと共にVantage 23号車をドライブ
- チーム代表のイアン・ジェームズは、ワークスドライバーのマティア・ドルディ、元IMSA GTDチャンピオンのザック・ロビションとタッグを組む
今週末、VantageがFIA世界耐久選手権(WEC)のトタルエナジーズ・スパ6時間レースに戻ってきます。THORチーム(The Heart of Racing Team)の2台の超強力なAston Martin Vantage GT3が有名なベルギーのサーキットでLMGT3クラスの表彰台を目指します。
アストンマーティンは、Vantageでスパ・フランコルシャンを走り、GTレースで輝かしい実績を重ねています。英国のウルトララグジュアリー・ハイパフォーマンスブランドで最も成功したこのレーシングカーは、2012年シーズンの開幕戦で、初めて世界選手権GTEクラスで勝利を手にしました。それ以降、同クラスでさらに5回の優勝を重ね、ドライバーは11回表彰台に上りました。加えて、11回のポールポジションを獲得。最近では、2024年にVantageは名高いスパ24時間レースで総合優勝を果たしました。
THORチーム代表のイアン・ジェームズ(英国)は、Vantage 27号車で、シーズン初めのイモラの不本意な結果から巻き返しをはかります。イモラでは、トップを走りながら完走できませんでした。ワークスドライバーのマティア・ドルディ(イタリア)、さらに2021年IMSA GTDチャンピオンであり、2023年ヨーロッパ・ル・マン・シリーズLMGTEタイトルを獲得し、今年のデイトナのRolex 24ではポールポジションを獲得したザック・ロビション(カナダ)が加わります。
2023年のベルギーでのデビュー戦以来、ジェームズはチームのWECドライバーラインナップに毎回名を連ねています。今年は、ル・マン24時間レースを前にポイントを重ねるため、スパ・フランコルシャンで初の表彰台獲得を目指します。
WECに復帰し、THORでシリーズデビューを果たすのは、IMSA GTD選手権のリーダーであるドゥドゥ・バリチェロ(ブラジル)です。シリーズのルーキーであるグレイ・ニューウェルと共にVantage 23号車で走ります。二人と共にこのマシンをドライブするのは、ル・マン24時間レースGTクラスで2度の優勝を果たし、ブリティッシュGTで4度のチャンピオンに輝くジョニー・アダム(英国)です。
ウルトララグジュアリーVantageロードカーのメカニカルアーキテクチャを引き継ぐVantage GT3は、昨年のスパ24時間レースで勝利しました。これは世界最高峰のGT3専用レースです。Vantage GT3は、アストンマーティンの実績あるボンデッドアルミシャーシを基盤に、圧倒的なパワーを誇るツインターボ4.0リッターV8エンジンを搭載しています。
視聴方法
スパ6時間レースは、2026年5月9日(土)の現地時間14:00(英国夏時間)にスタートします。WEC+ストリーミングサービスで世界中にライブ配信されます。また、各国の選定された放送局でも中継されます。
こちらのプレスリリースに関する素材は、下記よりダウンロード可能です。
https://we.tl/t-N01fpaggpk81uV0d
アストンマーティン・ラゴンダについて
アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。
ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、Vanquish、DBX707に加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サステナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプランを描いています。
英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。
ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。
2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1(R)チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。
