八十年前、日々のくらしの中に「戦争」があった


奈良県立民俗博物館では、7月17日(木)から8月30日(土)まで、スポット展「戦時下のくらし-モノと証言から80年前の生活をみる-」を開催します。
本展示会は、例年「終戦の日」にあわせ夏季に開催しており、今回は「モノとコトバ」をテーマとして展示します。戦争になると、私たちの身の回りの生活にも戦争の影響が及んできます。その様子を、当館が所蔵する実際の戦時下で使われたモノと戦時下に生きた方々のコトバからみてゆく展示になります。特に今年は戦時下のくらしを古民家の中で再現することで、戦争によって変貌する日常生活を「実感」してもらえればと思います。あわせて戦時下に生きた方々の証言をたよりに、モノに宿る記憶を呼び起こして、平和の大切さを未来に継承できればと思います。土日祝日(午前11時と午後2時)には学芸員による展示解説も行いますので、是非ご参加下さい。今年は戦後80年という節目の年でもあるため、これを機会に“戦時下のくらし”の様子にふれて、戦争と平和についてご家族やご友人とともに考える機会となれば幸いです。
なお、民俗博物館展示室を一時公開休止にしているため、展示は大和民俗公園内古民家園の旧吉川家住宅において開催します。
1.名 称 スポット展「戦時下のくらし-モノと証言から80年前の生活をみる-」
2.会 期 令和7(2025)年7月17日(木)~8月30日(土)
※毎週月曜日は休館。但し7月21日(月・祝)と8月11日(月・祝)は公開、翌7月22日(火)と8月12日(火)は休館。
3.会 場 奈良県立大和民俗公園 国中集落 旧吉川家住宅
4.観 覧 料 無料
5.公開時間 午前9時~午後4時
6.主 催 奈良県立民俗博物館
7.展示内容 「戦時下のくらし―モノと証言から80年前の生活をみる―」
日中戦争~昭和20年代の資料を中心に古民家(旧吉川家)の中で再現展示
展示予定点数 約30点
召集令状(複製)、「出征軍人の家」表札、千人針、奉公袋、軍服、巻き脚絆、出征旗、防空頭巾、国民服、防火バケツ、紙製のたらい、陶器の水筒、予科練コンロ、土釜、防空電球、防空カバー、竹槍、戦時下の絵本 など
学芸員による展示解説
土日祝日の午前11時と午後2時(約30分)、無料
参加ご希望の方は、開始時刻までに旧吉川家住宅の前に集合してください
※詳細な情報は、当館公式HPやX(旧ツイッター)・インスタグラムで発信します。
https://www.pref.nara.jp/item/324509.htm#itemid324509
(奈良県立民俗博物館のご案内)
(1)所 在 地:〒639-1058 奈良県大和郡山市矢田町545 番地
TEL:0743-53-3171 FAX:0743-53-3173
ホームページ:https://www.pref.nara.jp/1508.htm
(2)お問い合わせ時間:8:30~17:15(博物館は一時休館)
※古民家は9:00~16:00まで公開
(3)休 館 日:民俗博物館展示室は一時公開休止、ただし古民家は公開
(4)観 覧 料:無料(古民家のみ)
(5)アクセス:「近鉄郡山」駅または「大和小泉」駅から奈良交通バス乗車約20分
「矢田東山」バス停下車、北へ徒歩約10分