2025年6月27日(金)大阪関西万博2025イタリアパビリオン(オーディトリウム)

●魅惑の美しい島「サルデーニャ州」伝統文化・観光PRプロモーション  


左から サルデーニャ州副知事ジュゼッペ・メローニ氏、大阪関西万博2025・イタリア政府代表マリオ・ヴァッターニ大使、サルデーニャ州観光・工芸・商業担当評議員フランコ・クックレッドゥ氏

2025年6月27日(金)12時より、サルデーニャ州の観光業を紹介する為の記者会見が開催された。 「Sardinia: new experiences, more emotions in the heart of the Mediterranean Sea(サルデーニャ:地中海の中心での新たな体験と感動)」というテーマで行われた。

 会見の冒頭で、大阪関西万博2025・イタリア政府代表マリオ・ヴァッターニ大使は、「サルデーニャ州は、文化だけでなく科学をテーマにしたプロジェクトをイタリア館で紹介してくれました。イタリア館のコンセプトともしっかりマッチしていて、とても印象的でした。重力波の研究を目指す『アインシュタイン・テレスコープ』の候補地にもなっていて、自分たちの未来だけじゃなく、イタリア全体の未来を見据えた取り組みをしていることがよく伝わってきました。」とサルデーニャ州の代表団に向けて、歓迎と感謝の気持ちを伝えた。

 続いて登壇したのは、サルデーニャ州副知事のジュゼッペ・メローニ氏。「イタリア館がこれほど多くの来場者でにぎわっていることに、本当に驚きました。おそらく最も人気のあるパビリオンと言っても過言では無いでしょう。アレッサンドラ・トッデ州知事に代わり、イタリア政府代表マリオ・ヴァッターニ大使のご尽力、そして商工会議所、メディア、観光関係者、在日イタリア商工会議所の皆さま、ご協力くださった全ての方に、心より感謝いたします。」と語った。


サルデーニャ州副知事ジュゼッペ・メローニ氏、大阪関西万博2025・イタリア政府代表マリオ・ヴァッターニ大使に今回の素晴らしい交流への感謝の証として、サルデーニャの伝統的な仮面「ス・ボエ」を贈呈

*サルデーニャの伝統的な仮面「ス・ボエ」とは、イタリア、サルデーニャ島のマモイアーダ村で、カーニバルなどの祭りで使われる仮面です。黒い仮面と白い仮面があり、それぞれ異なる意味を持っています。黒い仮面は死や悪魔を、白い仮面は再生や復活を象徴すると言われています。

 続いて登壇したのは、サルデーニャ州観光・工芸・商業担当評議員のフランコ・クックレッドゥ氏。「イタリア館の人気ぶりについては耳にしていましたが、まさかエキスポのパビリオンの中でも最も来場者が多く、時には6時間待ちになるとは思っていませんでした。」と述べた。そして、クックレッドゥ氏は本題に入り、サルデーニャが提供する様々な観光サービスについて説明を行いました。まず、サルデーニャ島の自然の豊かさを理解してもらうため、サルデーニャの地理的特徴や風景を紹介した。「カラ・ゴロリッツェ」や「ラ・ペローザ」は「世界のベストビーチ50選 2025」に選ばれ、カラ・ゴロリッツェは世界一に輝いた。

 それから、視点を内陸部へと移し、考古学遺産や伝統工芸、サルデーニャの村々の文化的な価値について触れた。ネオリス時代にまで遡る「ヌラーゲ文明」についても解説。サルデーニャに現存する先史時代の遺跡「ドムス・デ・ジャナス」は、2025年7月7日からパリで開催されるユネスコ世界遺産委員会で、イタリア唯一の候補地として審査対象となるのだそうだ。

 また、「村(ボルゴ)」(*下記詳細ご参照)が今やイタリアを代表する魅力のひとつとなっていることから、サルデーニャでも歴史的な建物を再生・活用し、地域の魅力を生かした持続可能な観光に力を入れていると強調した。 また、サルデーニャと多くの共通点を持つ沖縄を訪れたことにも触れ、「長寿」「自然との共生」「島ならではの文化」といった共通の魅力を挙げながら、今後ますます交流が深まっていくことへの期待が語られた。ちなみに、サルデーニャと沖縄はいずれも、世界で特に健康的な長寿者が多く暮らす「ブルーゾーン」として知られており、世界的にも注目されている地域だ。

(*「村(ボルゴ)」とは

前中世からルネッサンス時代に歴史をさかのぼる、独特の魅力を持つ小さな村を差します。一般的には、帰属する領主の館や城の周囲に、城壁に囲まれた集落として形成されたもので、イタリア全土に260か所が残っています。ボルゴは、芸術や建築から伝統的な食にまで至る、イタリアの文化遺産のシンボルです。)

 締めくくりに、ユーモアたっぷりの映像が上映された。世界中の研究者たちがサルデーニャの長寿の秘密を解き明かそうと奮闘する一方で、地元の高齢者たちは山を軽々と登り、船を巧みに操り、毎日アクティブに暮らしている。そして導き出された結論は「長寿の秘訣は、サルデーニャ人になること。そして、グラッパを一杯楽しむこと!」だった。

 その後、イタリア館内のレストラン「イータリー」では「サルデーニャ州」をテーマにしたランチョンが開催されました。厳選されたイタリアサルデーニャ産ワインと、サルデーニャの郷土料理「ボッタルガのパスタ」がふるまわれた。参加者たちは、食を通じてサルデーニャの雰囲気をさらに深く体感することができた。

【開催概要】

大阪・関西万博2025イタリアパビリオン「サルデーニャ州」週間 公式記者会見開催

開催日時:2025年6月27日(金)12時

開催会場:大阪関西万博2025イタリアパビリオン(オーディトリウム)

主催:サルデーニャ州観光・工芸・商業局

サルデーニャ州公式ウェブサイト

https://www.regione.sardegna.it/notizie/video?size=n_12_n&sort%5B0%5D%5Bfield%5D=dataPubblicazione&sort%5B0%5D%5Bdirection%5D=desc

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