~女子高生の約7割がPMS症状を経験、リアルな悩みが明らかに~

小林製薬株式会社(本社:大阪市、社長:豊田 賀一、以下「小林製薬」)は、2025年7月1日より、女子高生を中心に、学生生活における生理前のPMS(月経前症候群)にまつわる悩みや情報を発信していくコミュニティサイト「命の母ホワイト女子部」の運用を開始します。

URL:https://www.kobayashi.co.jp/brand/inochinohaha/product/white/white-jyoshibu/

今回さらに、「命の母ホワイト女子部」の活動の一環として実施した、「学校生活におけるPMSに関する調査」結果をあわせて発表します。



PMSとは、Premenstrual Syndrome の略で、生理3~10日位前に始まる、さまざまな精神的・身体的な不調のことです。経済産業省の調査*¹によると、女性特有の月経随伴症状(生理痛やPMSなど)による経済損失は年間約4,900億円との試算がされています。ここ数年でメディアやSNSを通じて情報が広がり、働く世代の問題には注目が集まってきましたが、若い世代、特に学生の問題には議論が広がっておらず、取り残された状態となっています。

また、実際にPMSなどの症状を感じている学生の方からも「PMSは聞いたことがあるけれど詳しく分からない」「学校生活や学業に影響を感じながらも周囲に相談ができず我慢をしている」といった声が多く聞かれました。

小林製薬では、学生生活を取り巻くこの問題を“取り残された社会課題”と考え、学生の皆様がPMSなどの生理不調に影響されず充実した学校生活が過ごせるように「命の母ホワイト女子部」を通じて情報を発信していきます。

*1 平成31年 経済産業省ヘルスケア産業課「健康経営における女性の健康の取り組みについて」

●「命の母ホワイト女子部」について

「命の母ホワイト女子部」は、女子高生とともにPMSにまつわるトークテーマを中心に学校生活やトレンドなどを一緒に話し合い、より良い学校生活を送ってもらえるよう、がんばる女子高生を応援する活動です。

●コンテンツ一例

▶ PMS実態調査

PMSにまつわるアレコレを、現役女子高生に一斉調査!これって私だけ?周りの子はどうなんだろう?気になるPMS事情をお伝えします。

▶ JK座談会

「命の母ホワイト女子部」部員たちが、PMSへのお悩みなどをホンネトーク!実体験や悩みの声から、PMSと上手くつき合い学校生活を楽しく過ごすためのヒントを探ります。

▶ 命の母ホワイト女子部 Channel

PMSなどのテーマをもとに、学校では教えてくれない内容をTikTokやサイト内にて動画で配信します。

URL:https://www.tiktok.com/@white_jyoshibu?_t=8knSnHYIHGj&_r=1

また、より多くの方へこの活動を広げていくため、総フォロワー70万人越え、人気モデルとしても活動されている田仲埜愛さんを「命の母ホワイト女子部」の公式アンバサダーに起用しました。 “命の母ホワイト女子部 アンバサダー”としてメンバーの女子高生とともにチームを結成し、活動を推進していただきます。



<プロフィール>

田仲 埜愛(たなか のあ)

2007年3月8日生まれ。大阪府出身。

ABEMA「今日、好きになりました。」チュンムン編、夏休み編2023、卒業編2024 in セブ島出演で話題。

総フォロワー70万人越えの現役モデルで、ファッションイベントにも多数出演しZ世代のファッションアイコンとして活躍。

<コメント>

女の子の日に近づくと心身共に優れなかったり、気分の浮き沈みが激しくなっちゃうのはPMSが原因だったのかも。座談会を通して、自分や周りの意見をしっかり聞いてPMSへの正しい理解と知識を発信していきたいと思います!

<別添/「学校生活のPMSに関する調査結果」について>

【 調査結果トピック 】

1. 女子高生の8割以上でPMSが認知されており、約7割にPMS症状の経験がありました。

2. PMS症状の中でも特に「イライラ」「気分の落ち込み・不安」「感情の上がり下がりの激しさ」など精神面の変化につらさを感じています。

3. PMSを抱える女子高生の8割が「PMSで体調が悪いことを周囲に理解してもらえなかった」経験をしていました。また、9割は「体調不良の理由を打ち明けづらい」と感じています。

4. PMSを抱える女子高生のうち、6割は「PMSによって充実した学校生活が送れない」と感じており、感情をコントロールすることの難しさや授業をうけられず学校生活に影響がでたという意見が挙がりました。

「PMS」の認知・理解度・症状の有無について

PMSという言葉を知っているか、という質問には8割以上の女子高生が「知っている」と回答をしました。さらに内容まで知っている人も5割を超える結果となりました。

一方、高校教員の方にも、同様の質問を行ったところ、女性教員は「内容まで知っている」と回答した方が約8割でしたが、男性教員約3割に留まり、教員の中でもPMSの理解度に男女差があることが分かりました。

また、PMS症状の有無については、7割以上の女子高生がPMS症状を抱えており、「いつもある」と回答した方も3割以上にのぼりました。

1.「PMS」という言葉を知っていますか?


出典:当社調査(2024年1月)女子高校生N=1,506
8割以上の女子高生が「PMS」という言葉を知っていました。内容まで知っている方も5割を超えています。

2.あなたは「PMS」の症状がありますか?


出典:当社調査(2024年1月)生理がある女子高校生N=1,262
7割以上の女子高生がPMSを抱えているという結果に。「いつもある」と回答した方も3割以上いました。

「PMS」の症状について

PMSを抱えている女子高生に具体的な症状を聞いたところ、トップは「イライラ(70.8%)」、次点に「疲れ・だるさ(58.8%)」「気分の落ち込み・不安(58.0%)」が続きました。つらいと感じる症状では、「イライラ」「気分の落ち込み・不安」「感情の上がり下がりの激しさ」など精神面での変化が上位を占める結果となりました。

3.「PMS」の具体的な症状は?


出典:当社調査(2024年1月)PMS症状がある女子高校生N=452

「PMS」時の周囲との関わり方について

周囲との関わり方に関する質問では、PMSを抱える女子高生のうち、8割以上が「PMSで体調が悪いことを周囲に理解してもらえない」という経験をしていることが分かりました。

また、9割が「体調不良の理由を打ち明けづらい」と感じており、調査結果からは女子高生の周りに“相談できる環境”が十分に整っていないことがうかがえます。

4.「PMS」で体調が悪いことを周囲に理解してもらえないことがあるか?


出典:当社調査(2024年1月) PMS症状がある女子高校生N=452
およそ8割は「PMSで体調が理解してもらえないことがある」と感じています。

5.体調不良の理由について、打ち明けづらさを感じることがあるか?


出典:当社調査(2024年1月) PMS症状がある女子高校生N=452
およそ9割の女子高生が体調不良の理由について「打ち明けづらい」と感じています。

学生生活への影響について

PMSを抱える女子高生のうち、およそ6割は「PMSによって充実した学校生活が送れない」と感じていることが分かりました。

「困ったこと・つらかったこと」としては、PMSによって、感情をコントロールすることの難しさや授業をうけられず学校生活に影響がでたという意見が挙がりました。相談時周囲に理解されなかったケースのみではなく、「理解できないと思うため異性には相談できない」という意見もあり、周囲に伝えることに心理的ハードルがあることも分かりました。

6.「PMS」の症状があることで、「充実した学校生活が送れていない」と感じますか?


出典:当社調査(2024年1月) PMS症状がある女子高校生N=452
PMSを抱える女子高生のうち、およそ6割は「PMSによって充実した学校生活が送れない」と感じています。

7.「PMS」によって困った・つらかったことは?

感情のコントロールができない/人間関係に影響がある

・普段ならイライラしない友達の言動にもイライラしてしまい、厳しい態度をとってしまった。

・感情が上手くコントロールできず、意味もわからず涙が出て自分が嫌になることが多い。

学校生活や成績に影響がある

・月経前も月経が来ている時も体育の授業が休みづらい(あまり休むと内申点に影響する)。

・だるさ、眠気により授業で集中力が続かない。

・お腹が痛すぎて授業をまともに受けられなかったこと。

周囲に理解されない

・体育が激しい運動で、担当が男の先生で辛くて休みたいのに却下された。

・部活が自分以外全員男子で先生も男の人だから相談できないし、辛くても休むことがあまりできない。理解できないと思うから相談できない。

出典:当社調査(2024年1月)PMS症状がある女子高校生N=452

PMSによって、感情をコントロールすることの難しさや授業を受けられず学校生活に影響が出たという意見が挙がりました。

また、相談時に理解されなかったケースのみではなく、「理解できないと思うため、異性には相談できない」という意見もあり、周囲に伝えることに心理的ハードルがあることも分かりました。

●「命の母 ホワイト」について


(注1)「血の道症」とは、月経、妊娠、出産、産後、更年期など女性のホルモンの変動に伴って現れる精神不安やいらだちなどの精神神経症状および身体症状のことである           (注2)「こしけ」とは、おりもののことである
販売名:女性薬 命の母ホワイト(第2類医薬品)           メーカー希望小売価格(税抜):180錠 2,568円                     効能・効果:月経痛、月経不順、ヒステリー、腰痛、頭痛、貧血、冷え症、血の道症(注1)、肩こり、めまい、動悸、こしけ(注2)

生理前からのPMSなどを含む血の道症*を改善する医薬品です。女性ホルモン調整作用や鎮静作用などのある生薬を11種類配合。生理前~生理中のココロとカラダの不調を改善していきます。

*血の道症の症状には、例えば、生理3~10日位前にあらわれて、生理開始とともに消失するイライラなどの精神症状や身体症状である月経前症候群(PMS)も含まれます。

命の母ブランドサイト: https://www.kobayashi.co.jp/brand/inochinohaha/

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