生き物探しに川遊び!五感で楽しむ自然体験で、おもいっきり“わくわく”しよう!

 アクアマリンふくしま(福島県いわき市)は、開館25周年を記念して、福島県浜通りの里山の自然を再現した新エリア「わくわく・はじまりの森(以下、はじまりの森)」を2025年7月12日(土)にオープンいたします。

 はじまりの森は、一般的な水槽の展示とは異なり、里山の自然環境と同じように倒木の中や岩のすき間で暮らしている生き物たちを、ヒントを元に発見していく楽しさを味わえる屋外の体験型展示です。

 また、里山で暮らす動物の足跡やふんなどの痕跡(フィールドサイン)を見つけ出し、生き物の気配を感じながら自然観察の楽しみに触れることができます。さらに、安全に設計された人工の川では、実際に水に入って遊ぶことができ、親子で本格的な自然体験を楽しめます。

 五感を使って自然を感じながら生き物たちを探し出す体験は、子どもたちはもちろん、自然の楽しみ方を忘れた大人も、『自然を楽しむはじまりの場所』として全身でお楽しみいただけます。多様な生き物との出会いを通して、身近な自然の未来について考えるきっかけになることを祈っています。







約5000平方メートル の大型屋外展示で、遊びながら自然の本当の楽しみ方を学べます

1.「わくわく・はじまりの森」の楽しみ方とこだわり

1.生き物たちはどこに暮らしている?ヒントを手がかりに、生きもの探索に挑戦!

森で生き物に出会うのは難しいもの。生き物たちは木の中や岩のすき間、色々なところに隠れています。このエリア内でも、同じように色々な場所に溶け込むように生き物たちが暮らしています。エリア内に書かれているヒントを手がかりに、生き物たちのすみかを探し出しましょう。

また、生き物たちは痕跡(こんせき)を残しています。リスが食べ残したクルミの殻、モグラ塚、ツキノワグマのふん...これが「フィールドサイン」です。動物たちの“落とし物”も探しながら、豊かな里山の自然を感じてみてください。



2.自然と混ざり合って変化する、「生きた展示空間」

このエリアは自然環境そのものを展示空間としています。屋外展示の特性を活かし、展示生物の住環境に、野生の生き物たちも共生できる設計にしました。自然と展示が混ざり合うことで、訪れるたびに異なる表情と出会える「生きた展示空間」となっています。見るたびに新しい発見がある、そんな展示を目指しています。



2、「わくわく・はじまりの森」2つのエリアと展示生物

(1)ふくしま・いろんな生きものトンネル

約200mのトンネルが「はじまりの森」の周りを囲っていて、このトンネルでは福島県で暮らす魚や昆虫、哺乳類など、多様な生き物に出会うことができます。民話にも登場し、昔から森や里山を代表する動物として親しまれ、実は森を育てる重要な働きをしているホンドタヌキや、キタノメダカなどの絶滅の危機にある希少な生きものたち、地域による生きものたちの違いなどについても解説し、親子で話すきっかけになるような「親子キャプション」も設置しています。トンネルの中で命のつながりを感じる小さな旅をお楽しみください。なお、雨天でもお楽しみいただけます。

展示生物:ホンドタヌキ、ホンドフクロウ、アカネズミ、ゲンゴロウ、メダカ類、カエル12種、サンショウウオ6種 など ※展示生物は時期によって変更することがございます


 ホンドタヌキ

  ニホンアナグマ

  アカネズミ

   ゲンゴロウ

(2)里山体験エリア

自然の楽しみ方を体感できる、里山を舞台とした屋外体験エリア。このエリアでは、自然の風景にとけこむように生き物たちが展示されています。エリア内のガイド看板をヒントに、どこにいるか、ゆっくり観察しながら探しに行きましょう。

このエリアは、「わくわく里山・縄文の里」オープン以来、10年の歳月をかけて豊かな里山に育ててきました。このリニューアルでは、特に福島県の浜通りに広がる自然を再現することとしました。

里山には、実は多様な自然が存在し、多様な生態系を育んでいます。里山の生態系の複雑さと面白さを感じていただくため、様々な環境を再現しています。

生きものを見つける楽しさ、出会えたときのうれしさ、そして自然を感じるよろこび、そんな体験を、ぜひこの場所で味わってみてください。

展示生物(水槽で展示しているもの):アカネズミ、カヤネズミ、ハタネズミ、アズマヒキガエル、イワキサンショウウオ、ヘビ・トカゲ類、ムカデなどの土壌生物 など

発見できる可能性のある生きもの(フィールドにいるもの):ヌカエビ、アブラハヤ・ドジョウなどの魚類、トウキョウダルマなどのカエル類、トンボ類、鳥類 など

※出会える生物は、時期によって変わります


  カヤネズミ

  アズマヒキガエル

 イワキサンショウウオ

  アブラハヤ

◇夏はヒンヤリ川遊びで楽しんで!「川ガキのあそび場」

川で夢中になって遊ぶ子どもたちは「川ガキ」!そんな子たちがまた増えてくれるように、この場所は、小さな子どもでも遊べるよう、水深は大人のくるぶしほどにしてあります。ここで、川遊びの楽しさを発見し、自然への第一歩を踏み出してください。





【ご案内】

・春~秋のあいだ、水に入って遊べます。ただし、雨天時は遊べません

・このゾーンには展示している生き物はいません

・川遊びを楽しめるよう、タオルやウォーターシューズをお持ちいただくことをおすすめしています

・タオルの貸出はございませんので、ご持参ください

 なお、ミュージアムショップでお土産にもなるタオルを販売しております

・川遊びゾーンのそばに、日陰のある「休憩所」と、手足を洗う水道がございます

 ※なお、2025年7月23日(水)は「川ガキのあそび場」は終日クローズしています。ご了承ください。

◇のぞいてみよう!「みずのなかテラス」

川の水中をのぞくことができる、不思議なテラスです。どんな生きものがくらしているのでしょうか?上からのぞくと、水面を泳ぐアメンボと同じ目線になります。普段は見えない自然の姿を、ここでゆっくり観察してみてください。





他にも、「かくれんぼ湿地」「モミジのさんぽ道」「みちくさ原っぱ」などで里山の生態系を再現しています。里山の自然を見渡せる「はじまりはじまりの丘」では、川のせせらぎや滝の流れる音を聞きながら、森から川へ、そして海へ──すべては水でつながっていることを感じていただけます。「森・川・海」の展示をめぐる、わくわくする冒険がここからはじまります。

【「わくわく・はじまりの森」全体マップ】

約5000平方メートル の敷地内に様々な生き物が暮らしています。全体をゆっくり見ながら周ると30分程度かかります。



3、「わくわく・はじまりの森」解説イベント『はじまりの森ガイドツアー』について

オープン日から、解説員によるガイドツアーを毎日開催!

森の生き物や植物、フィールドサインなどを見つけ、そのつながりに気付く体験をします。生物多様性の意味と大切さを実感していただけます。

所要時間は約15分、参加料は無料(入館料は別途必要)、現地にて当日受け付けいたします。開催時間は決定次第、公式サイトでお知らせいたします。

ガイドツアーHP https://www.aquamarine.or.jp/events/

4、「わくわく・はじまりの森」への想い(館長メッセージ)

私は、25年前の開館以来、移動水族館などを通じて日本各地の子どもたちと接してきました。その中で、海の近くに住んでいる子でさえ、ヒトデやナマコを気持ち悪いと触れなかったり、海にすら興味がなかったりするという現実に直面しました。これは、自然を危険な場所として遠ざけ、子どもたちを自然から隔離するような教育の結果だと感じています。私は、興味のない子どもに自然環境やそこに生息する生物の保全を説いても意味がないと考えています。興味は楽しい経験から芽生えるからです。

アクアマリンふくしまでは、開館以来、子どもたちが楽しみながら自然に親しめるよう、海や里の水辺、森などの環境を再現した展示を整備してきました。このたび改修を行った「わくわく・はじまりの森」では、子どもたちが水遊びや生き物探しを通して、遊びながら学べる体験ができるエリアへと生まれ変わりました。ここでの楽しい体験が自然への興味を育み、やがて本物の自然へと子どもたちの関心や行動が広がっていくことを願っています。

そして、成長した子どもたちが自然を守る担い手となってくれることを心から期待しています。

アクアマリンふくしま 館長 古川 健

5、オープン記念グッズ・メニュー

<オリジナルグッズ情報>

25周年にあわせて新商品を販売します。アクアマリンふくしまの人気者たちや「わくわく・はじまりの森」のタヌキ・アナグマ・ネズミなどの仲間たちも登場!





- フロストミラー 330円
- A4クリアファイル 220円
- パスポートケース 1,720円など 
※価格はすべて税込み
ショップ公式HPでご確認ください。https://www.aquamarine.or.jp/guide/shop/

<レストラン 25周年記念メニュー>

25周年を盛り上げる特別メニューです。新エリアの「わくわく・はじまりの森」を代表するタヌキと当館で人気の魚「ナメダンゴ」のイラストが描かれたコロッケとメンチカツをセットで販売します。

販売開始日:7月12日(土) ※終了日は未定です

金額:600円(税込み)



6、アクアマリンふくしまについて

アクアマリンふくしまは、東北最大級の楽しく学べる体験型水族館です。潮目の海をテーマに約800種の生き物を展示し、参加体験エリアが充実しています。バックヤードツアーなどの解説プログラムも開催しており、たくさんのわくわくを体験できます。

<主な体験エリア>

・釣り体験

自分で釣った魚をその場で調理して食べることで、命をいただく意味を実感する「命の教育」プログラムです。釣りが初めての方でも、安心して釣りを楽しむことができます。

・「じゃぶじゃぶ・めぐりの海」

磯、干潟、浜という海辺の自然を再現した屋外エリアです。春から秋は、ビーチに実際に入り、ヒトデやナマコなど海辺の生き物を観察することができます。また、スタッフがいる時やプログラムの開催時などに限り、生き物と触れあうことができます。

・「びおびお・つながりの里」

かつてどこにでもにあった小川や池を再現した屋外エリアです。ここではメダカやカエルなど1年を通じて様々な生き物をご覧いただくことができます。春から秋は小川で、実際に水に入って生き物を観察することができます。

・「えっぐの森 どうぶつごっこ」

リスやモモンガといった日本の森に暮らす動物の展示とともに、動物の能力にチャレンジできる遊具がある屋外エリアです。遊びを通して動物たちが森で暮らすためにいかに高い能力を持っているかを体感しながら学ぶことができます。

アクアマリンふくしま(公益財団法人ふくしま海洋科学館)

- 入館料金 一般1,850円、小~高校生900円、未就学児無料
※「わくわく・はじまりの森」入場に、追加料金は不要です
※2025年7月13日(日)は「こども無料DAY」小学生~高校生も無料、学生証を持参してください
- 開館時間 3月21日~11月30日9:00~17:30、12月1日~3月20日9:00~17:00
※最終入館時刻は閉館1時間前まで
- 休館日 年中無休
- アクセス
電車利用
JR常磐線泉駅から路線バスで約15分、
「イオンモールいわき小名浜」下車徒歩5分または「支所入口」下車徒歩10分
車利用
東京方面から、常磐自動車道いわき勿来ICから約30分
仙台方面から、常磐自動車道いわき湯本ICから約20分
小名浜道路 2025年8月7日開通 開通後は、常磐道いわき小名浜ICから約10分!
- 駐車場 無料(1600台)
- 住所 〒971-8101 福島県いわき市小名浜字辰巳町50
- TEL   0246-73-2525
- 公式サイト:https://www.aquamarine.or.jp/

※イベントやプログラムなどは都合により中止や内容を変更する場合があります。

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