富士山の絶景とともに花を愛でる箱根ステイ

桜越しに見る富士山は絵に描いたような美しさ。“あさはなみ”プランは2016年4月5日(火)~4月29日(金・祝)に楽しめる。

 箱根湯本の自然豊かな渓流沿いに佇む「界 箱根」。古代檜の浴槽からまるで一枚絵のような景色を望める半露店風呂と、箱根の伝統工芸である寄木細工に出会える瀟洒な宿だ。

半露天風呂の大浴場からは、四季折々の風景を楽しむことができる。

 この界 箱根では、富士山の絶景とともに桜を愛でる“あさはなみ”を楽しもう。標高差があるため、箱根湯本から芦ノ湖周辺まで、約1カ月にわたりソメイヨシノやシダレザクラ、ヤマザクラなど、さまざまな桜が楽しめる箱根。

 界 箱根の客室からも湯坂山のヤマザクラが見られるが、この“あさはなみ”では、タクシー送迎で富士山の見える恩賜箱根公園へ。まだ人の少ない朝に、ゆっくりと美しい景色を眺めながらの散歩は気持ちがいい。

界 箱根オリジナル寄木タンブラー。館内の“寄木CHAYA”では、職人の実演など寄木細工に触れられるさまざまな催しも。

 公園に行く途中、400年の歴史を誇る甘酒茶屋に立ち寄って、界 箱根オリジナルの寄木タンブラーに甘酒を用意。甘酒でほっとひと息つきながら名勝の桜を眺めるのは乙なもの。花冷えの季節に温かい甘酒はうれしい。

8種類の木を使った繊細で美しい寄木細工の器を開けると、中にも市松模様が現れる“寄木八寸”。

 春の特別会席では、旬の食材をふんだんに使った“寄木八寸”が。“海の幸の市松”と“山の幸の市松”を詰めた料理はもちろんのこと、繊細な市松模様をあしらった器にも注目したい。寄木細工の職人、露木木工所の三代目・四代目とともに界 箱根のスタッフが試行錯誤を重ねてつくりあげた特別な器だ。

 会席ではほかに名物“明治の牛鍋”も堪能できる。

星野リゾート 界 箱根
所在地 神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋230
電話番号 050-3786-0099(界予約センター)
URL  http://kai-hakone.jp

 春の訪れを楽しむ現代湯治。ちょっと特別な旅を「界」で味わってみては。

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文=榎本市子