ローカルブームを牽引するのはブルックリンだ。
エコノミーショックのあとマンハッタンからブルックリンに移った若者が起業し、ブルックリン産の物作りにチャレンジした。
流行りに乗っかっただけの人たちはもういない。いま軌道に乗っているのは、商品への愛と地元とのコミュニケーションを大切にしている“ヒップスター”ばかりだ。
» 第1回 人気のアーバン・ワイナリー「Brooklyn Winery」
» 第2回 地ウイスキー蒸留所「Kings County Distillery」
» 第3回 ご機嫌なビール工場「Brooklyn Brewery」
» 第4回 日本未輸入の大人チョコ「Nunu」
» 第6回 ホットソース専門店「Heatonist」
◆ Anarchy in a Jar (アナーキー・イン・ア・ジャー)
ブルックリンでジャム作りが成功した理由
「私はラッキーだったわ」と言うのは、オーナーのラエナ。彼女が起業したのはリーマンショック直後で、“ローカル”、“メイド・イン・NY”が流行り始めた時だった。
右:ラエナはアートカレッジの講師だったが2009年に起業。
その波に乗って、子どものころから好きだったジャム作りで勝負することに。ストロベリーとバルサミコ酢、グレープフルーツにスモーク塩など、いままでにないユニークなものがウケた。最前線だからこその成功物語だ。
Anarchy in a Jar(アナーキー・イン・ア・ジャー)
URL http://www.anarchyinajar.com/
*直営店なし。取扱店はHPで。
文=CREA Traveller編集部
撮影=橋本 篤
コーディネート=日比野靖代(fish*co.)