箱根の桜を追いかけるフォトレッスンツアー

「界 箱根」のフォトレッスンツアーでは、桜やつつじの開花時期に合わせ、小田原城や強羅公園、箱根恩賜公園、小涌谷などを訪れる予定。

 春の「界 箱根」は、シダレザクラやソメイヨシノ、ヤマザクラなど、さまざまな桜に彩られる。

 その桜前線を追いかけるフォトレッスンツアーは実に興味深い。箱根写真美術館とコラボレーションしたこの試みは、この地を散策しながらプロのカメラマンに指導を受け、花や新緑の写真を撮影するというもの。レンズを通せば、箱根の違った表情が見えてくるかも。

“和フタヌーンティ”では、3月は梅、4月は桜、5月は若葉をテーマとしたお菓子が登場。料金は2,000円(1セット2名分/税込)

 箱根名物の寄木細工の器を使った一品“寄木八寸”を含む特別会席、月ごとに新たな春らしいお菓子が登場する“和フタヌーンティー”なども面白い。

優雅な竹林が心癒やす「界 出雲」の中庭では、出雲藩主・松平不昧公とも関わりの深い三齋流のお点前を習ったスタッフが野点を披露する。

 「界 出雲」では、春の日差しが降り注ぐ玉湯川で足湯に浸かり、竹の揺れる中庭で野点を楽しむことができる。

 夜を迎えたなら、露天風呂で空に浮かぶ月を眺めながら一献傾けるのも乙なもの。

“月下ノ大雅楽”における演目は「蘭陵王」。篳篥・笙・龍笛の三管に筝や太鼓・琵琶も加わり、春の夜空に荘厳な音色を響き渡らせる。

 この宿の名物といえば毎週日曜日の夜に行われる雅楽の演奏会。この春は、それに加え“月下ノ大雅楽”も開催される。雅なる和楽器の調べに合わせて舞を披露するのは、何と「界 出雲」のスタッフ。演奏の合間には楽器の説明や雅楽の成り立ちなどを楽人が解説してくれるというから、日本文化に詳しくなることができそうだ。