・ポリスチレンフォーム(発泡スチロール)

 3つの断熱材でもっとも保冷力に劣るが、軽量のためクーラーボックスの持ち運びが楽なのが特徴。価格もリーズナブル。

・ウレタンフォーム

 ポリウレタン樹脂でできた断熱材。独立気泡構造で、気泡内に含まれる熱伝導率が極めて低いガスが断熱効果を発揮して保冷力を高める。

・真空パネル

 3つの断熱材でもっとも保冷力が高く、高価である。真空状態にして気体による熱伝導を限りなくゼロに近づけることで断熱性能を高める。真空タンブラーに熱湯を注いでも冷めづらく、容器の外側に熱が移らない構造と同じである。

 

 フィクセルシリーズは断熱材によって商品名が変わり、「フィクセル/ライト」はポリスチレンフォーム、「フィクセル/ベイシス」はウレタンフォーム、「フィクセル/リミテッド」はウレタンフォームに加えて底面と側面に3面一体型の真空パネルが採用されている(容量によって真空パネルの採用数が変わる)。

「フィクセル/プレミアム・ウルトラプレミアム」シリーズには全面真空パネルが採用されており、クーラーボックスの容量に対して20%の氷を気温31℃の中で110時間保持できる、まさに「持ち運び可能な冷蔵庫」と呼べるアイテムまである(ウルトラプレミアム30L)。私の所有するリミテッド22Lも55時間の保冷力を持つため、遠征に最適なクーラーボックスである。

フィクセル/リミテッド22Lをおすすめする3つの理由

 車中泊による長時間釣行が多い私が、フィクセル/リミテッド22Lを2年間使ってみた結果、激推しできる3つのポイントを釣行体験から紹介する。

(1)2日間の釣行でも魚をキンキンに冷やせる!

 前述したように保冷力はシマノの規格では55時間キープできるとあるが、実践的な保冷方法と2日後の魚の状態は一体どうなのか。

 私は、ペットボトル氷でキンキンに冷やした海水の中に血抜きをした魚を入れる、「氷海水」という保冷方法を採用している。

2023.05.21(日)
文・写真=ぬこまた釣査団(大西)