ときにはサプライズの食材も登場する

 コースには、サプライズも。山梨県で、甲州ワインのぶどうのしぼりカスを飼料に育てられたある肉のタルタル。カウンターでお店のスタッフとの会話もはずみ、日本の食材の面白さに触れることができる。

 イタリア風に、前菜にはパスタが登場したり、フリットなどの温前菜、魚料理は旬の魚介が和洋の出汁のソースでアレンジされたりと、コースは楽しく進み、春のメイン料理は鳥取県の鹿肉と続く。

 ちなみに、うれしいのがパン。南部鉄器のパン焼き鍋“タミパン”で、焼きたてのフォカッチャが登場する。ふかふかのパンは、ついつい食べ過ぎてしまいそうなおいしさだ。

ペアリングも和洋のフュージョンで

 コースには、ソムリエによるペアリングもある。ここでも、エリアを問わないワインのセレクトや、ときには日本酒が登場することも。各地の食材とお酒を合わせ、開放感のある店内で、旅気分を味わえそう。そんな幸せなお店の誕生だ。

RESTAURANT ENJYU

所在地 東京都港区白金台1-1-1 八芳園内
電話番号 0570-064-128(代表) 受け付けは平日10:00~19:00、土・日曜・祝日9:30~19:30
営業時間 〈平日〉ディナーのみ。18:00~21:00、19:00~22:00の二部制
〈土・日曜・祝日〉ランチ 12:00~14:00、13:00~15:00/ディナー 18:00~21:00、19:00~22:00
定休日 火曜日、そのほか八芳園に準ずる
https://www.happo-en.com/restaurant/enjyu
※ディナータイムは未就学児の利用不可。
※前日19:00までの要予約。

2023.05.10(水)
文=CREA編集部