この記事の連載

 のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

 きょうの当番は、しらいさん。

» きのうのレシピ「ムール貝のっけおかゆ」


vol.140 三杯鶏のっけごはん

三杯鶏のっけごはん。
三杯鶏のっけごはん。

 「三杯鶏」と書いてサンペイジーと呼びます。台湾の人気鶏料理です。なぜ、この「三杯鶏」を作ろうかと思いついたかというと、寒くなってきて我が家のベランダ菜園のバジルがそろそろな感じになってきたから。

 昭和な私はバジルというとイタリアンのイメージが強いですが、アジアでもバジルを使うお料理が沢山あるんですよね。味わいのアプローチが違うので非常に興味深い。ベランダバジルよ、また来年!

■材料(1人分)

・鶏モモ肉唐揚げ用:150g
・生姜薄切り:3片
・にんにく(つぶす):1/2片
・万能ねぎ:1本
・バジル:10枚
・ごま油:小さじ2
・赤唐辛子:1本
・ごはん:適量

合わせ調味料
・醤油:小さじ2
・砂糖、オイスターソース:各小さじ1
・酒:大さじ1
・水:大さじ2

■作り方

(1) 万能ねぎは3センチの長さに切る。赤唐辛子は種を取り除く。にんにくは潰す。

(2) 鍋にごま油を入れ、生姜、にんにく、万能ねぎを中火で熱し、香りがたったら赤唐辛子と鶏モモ肉を入れる。

(3) 鶏肉に焼き目がついたら、合わせ調味料を加え、そのまま汁けがほぼなくなるまで2~3分炒め煮にする。万能ねぎとバジルを加えてサッと混ぜ合わせる。

おいしいもののっけ隊(隊員2名)

白央篤司(はくおう あつし)

「暮らしと食」がテーマのフードライター。日本各地のローカルフードに詳しい。著書に『自炊力』(光文社新書)など。オレンジページやメトロミニッツなどでコラム連載中。
https://www.instagram.com/hakuo416/


しらいのりこ

お米料理研究家。米農家出身の夫、シライジュンイチと共にごはん好きの炊飯系フードユニット「ごはん同盟」として、美味しいご飯の炊き方やお米の料理、ごはんに合うおかずなどのレシピ考案を行う。
https://linktr.ee/shirainoriko

» 連載「のっけて、食べる」レシピ一覧

次の話を読む【岩手県の漁師直伝レシピ】 やみつき味の「カツオの酢味噌丼」 マヨネーズ×味噌×甘酢タレが最高

Column

のっけて、食べる

のっけることで生まれる、新たなおいしさ。フードライターの白央篤司さん、ごはん同盟のしらいのりこさんが「のっけて、食べる」楽しさを、毎日交互にレシピ付きで綴っていきます。

2022.12.01(木)
文・撮影=しらいのりこ
イラスト=二村大輔