ラグジュアリーなリゾートに滞在するのもいいけれど、ちょっと田舎の雰囲気も味わってみたいという人は、ぜひ！ アグリツーリズモの食事に挑戦を。大地の料理はこれまた最高。
2回にわたり、シチリアのアグリツーズモの代表選手をご紹介。今回は、エトナ山麓にたたずむ「カーゼ・ペロッタ」。
エトナの恵みをボナ・ペティート
カーゼ・ペロッタ
今年、富士山と揃って世界遺産登録されたエトナ山。活火山ゆえ黒々雄大な容姿なれど、火山灰によるミネラル豊富な土壌から生まれる食材は絶品。この滋味豊かな恵みを、野趣溢れるアグリツーリズモの食事で味わいたい。
南イタリアのプーリア州のように、アンティパストは各種たっぷり。3種類のクロスティーニは日替わりでトッピングが変わる。他、季節野菜のオーブン焼きなどなど
ここカーゼ・ペロッタは、エトナ山麓にあるアグリの草分け的存在で、樹齢何百年という樹木や果樹園、オリーブ畑を所有する。元は修道院だったが、19世紀にペロッタ家のセラーとなり、約20年前にリノベートしてアグリとなった。
<次のページ> 自家製オリーブオイルは国際的なアワードを受賞
photographs:Yuji Ono
realization & text:Satsuki Ohsawa
coordination:Michiko Ohira
