現代アートの島“直島”に誕生した
島内初の本格旅館『直島旅館 ろ霞』

全室露天風呂付き＆スイート仕様のラグジュアリーな本格日本旅館

　現代アートの島として、世界的にも名をはせる“直島”の中心地まで徒歩2分の好立地に、2022年4月、「直島旅館 ろ霞」がオープンした。

　客室露天風呂を備えたスイートルーム8室、プレミアムスイート2室、ろ霞スイート1室の計11室からなる、島内初の本格日本旅館だ。

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　客室をはじめ、館内の随所に国内の若手現代アーティストの作品が。それらアーティスト描き下ろしの作品は企画展として展示販売され、今後はアーティストとのコミュニケーションイベントの開催も予定されている。

 「直島旅館 ろ霞は」が目指すのは、日本全国や世界中から訪れるアートファン同志の会話が生まれる場であり、日本現代アートにおける発信拠点となることだという。

　飲食施設は、レストラン「EN」と、カフェ・バー「moya」の2か所(※現在、「EN」ディナー利用は宿泊者限定)。

　レストラン「EN」では、京都で腕を磨いたふたりの料理人が中心となり、瀬戸内の魚料理をメインに使った会席料理と寿司コースを組み合わせた独自のスタイルのコース料理と、旬の食材を使った日替わりのアラカルトメニューを用意。

　そしてカフェ・バー「moya」では、ランチ、カフェ、バータイムでそれぞれ異なるメニューが楽しめる。

 「直島旅館 ろ霞」のもうひとつの特徴といえるが、建物の中心に据えられた屋外の囲炉裏だ。“世界中から訪れた現代アートを愛する旅人たちが、火の回りに集まり、自然と語り合う場を用意することで、人とアートの関係をより身近なものになる場を作りたい”。囲炉裏の設置には、そんな想いが込められている。

　こだわり尽くしのこの宿では、アートにふれ、瀬戸内の美味に舌鼓を打ち、ゆったりとした島時間を堪能したい。

文＝立花奈緒(ブレーンシップ)