城下町・弘前の蔵で楽しむ旬が輝く、美食の時間
◆御料理 なる海(おりょうり なるみ)
見るからに新鮮で美しい刺身、色鮮やかな野菜の茶碗蒸しなど、丁寧な仕事と豊かな感性が伝わる懐石料理店。
店主の鳴海均さんは「なだ万」、「強羅花壇」などの名店で腕を振るった後「高級店ではなく気軽に楽しめる和食処を」と地元の青森・弘前に店を開いた。
10品から成る夜のコースは、地域で親しまれているミズ(山菜)を白和えにしたり、夏が旬のバライカを肝とカツオ出汁などで味付けし漁師鍋風にしたりと、青森県内の豊かな素材を逸品に仕上げ楽しませてくれる。
弘前の「豊盃」を始め、山形や秋田の日本酒が約10種類揃い、東北の美酒とともに味わえるのがいい。
築約190年の蔵を再利用した店内は、重厚感ある柱や土壁に趣があり、真夏でも少しひんやりして居心地がいい。
昼はより手軽なお弁当仕立てのランチを楽しめたりと、忙しい旅の合間でも訪れやすい。
御料理 なる海(おりょうり なるみ)
所在地 青森県弘前市本町34
電話番号 0172-35-0081
営業時間 11:30~14:30(最終入店 13:30)、18:00~21:30(最終入店 19:30)
定休日 日曜・第3月曜(祝日の月曜は休み)
※5,500円のコースは前日までに予約を。
文=CREA編集部
撮影=榎本麻美