山梨県内31カ所の宿やレストランで「富士の介」が楽しめる!

 まだ生産量が少なく、味わえる場所も限られる「富士の介」ですが、現在山梨県内31カ所の施設で開催している「富士の介フェア」でその美味しさに出合えます。

 しかも、「富士の介フェア」が開催されているのは、山梨県が感染症予防対策として推進し、お墨付きを与えている「やまなしグリーン・ゾーン認証施設」のみ。

 今回試食させていただいた「旅館きこり」も、もちろんこの認証施設です。安心・安全の宿の富士の介三昧コース料理をご紹介します。

 富士の介尽くしをいただいて実感したのは、生で味わう和えものや刺身も、焼いたり揚げたり加熱していただくのも、サーモン好きはもちろんのこと、苦手な人でも満足する味わいだということ。

 きめ細やかな身質、ほどよくのった上品な脂、豊かな旨みが印象的です。アスパラギン酸やグルタミン酸などのうま味成分が、ニジマスに比べて1.6倍もあるというのも、その美味しさを裏付けています。

 今回は和食三昧でしたが、オリーブオイルやガーリック、乳製品などとも相性がいい「富士の介」は、イタリアンの素材としても本領発揮しそう。

 手に入れられたら、ガーリックと一緒に焼いたり、チーズたっぷり加えてグラタンにしたりして食べてみたいな! と思いました。

文・写真=CREA編集部