全国にある道の駅に誕生した話題のホテルを泊まり歩きながらさらに奥深い日本の魅力に邂逅する、新スタイルの旅を楽しもう。

身近にある日本がもっと愛おしくなる旅へ

Fairfield by Marriott×道の駅で見つける心躍る体験

幻想的な朝焼けの空に浮かびあがる郡上八幡城。
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長良川を源流へと向かって遡ると、清涼な空気に包まれた滝が。

美しい水辺の情景に心打たれる岐阜・長良川へ

　日本の魅力を新しい形で深掘りする旅プロジェクトがこのたびスタートした。世界で1,000軒以上を展開するフェアフィールド・バイ・マリオットと道の駅が手を取り合い、新鮮な気づきに満ちた旅を実現する“TRIP BASE STYLE”である。

　今回、この注目の旅を写真家・公文健太郎さんが体感。岐阜県長良川沿いと周辺エリアに誕生した“泊まれる道の駅”を巡りながら、水辺で育まれる美しい情景をカメラに収めた。

キラキラと輝く水しぶきに虹がかかる源流の滝。
左：鮎を獲る川漁師さん。「季節になると、もっとたくさん獲れるんだけどね」
右：清流でシュノーケリングを楽しむ人々も。
左：稲の収穫風景。水玉のパラソルが可愛い。
右：長良川に寄り添うように走る長良川鉄道。

「川沿いを旅するとき、僕は“対岸の旅”と呼んでいますが、カーナビに表示される道ではなく、対岸の道を行きます。そこには、その土地のふだんの暮らしが息づいているからです」

　澄んだ水に感激する長良川上流では、川漁に勤しむ人々との出会いがあり、風情ある郡上八幡の町では今なお川で洗濯する人々の姿に感銘。

左：長良川の支流、吉田川沿いに風情ある家並みが広がる城下町・郡上八幡。
右：人々の憩いの場、レトロな喫茶店でモーニングを。
左：町中に水路が張り巡らされている郡上八幡。“川掃除当番”は古くからのこの町の伝統。
右：川で洗いものをするおばあさん。この水辺の小さな空間は、洗場組合によって自主的に守られてきた大切な場所。

「そしてこの地域といえば伝統工芸の美濃和紙。この和紙を干すところは、僕の大好きな光景のひとつです」

左：一家繁栄の神様、左京稲荷の前を通りかかり、手を合わせる地域の子供。
中央：公文さんの大好きな美濃和紙を干す光景。
右：川面を見つめる川漁師さん。
道の駅ならではの手作りの美味

文＝矢野詔次郎
撮影＝公文健太郎