温泉とスパで癒される至福のマインドフルネス体験
客室露天風呂のほか、もちろん「温泉大浴場」も用意されている。その温泉大浴場もまた、「ホテルインディゴ」ならではの趣向が凝らされた空間だ。
脱衣場は、明治時代の銭湯を思わせるウッディでレトロなイメージが印象的。木製のロッカーや下駄箱など、懐かしく温かみのあるアイテムがそこここに。そして天井を見上げれば、さまざまな書体や色、デザインの“ゆ”の文字のパネルが並び、細部にまで遊び心が隠されている。
そして脱衣場の先にあるのは、水着で楽しむ温泉大浴場だ。
なんといっても圧巻なのは、デジタルアート。このデジタルアートは、早川の石をスキャンし、画像化した作品なのだそう。箱根の“火”“水”“岩”をコンセプトに、日本の温泉文化を独自の解釈で表現したものに加え、季節によっては日本有数の花火大会で知られる新潟県の花火や、ハワイで撮影した映像アートが映し出されることも。
温泉大浴場をこのようなアーティスティックな世界観に仕立てているのは、まさに「ホテルインディゴ」ならではの個性の表れ。
深さ1.2メートルの立ち湯や、横になってのんびりできるジェットバスなどで温泉を満喫したり、中央に配されたベンチやラウンドカウチでデジタルアートを眺めながら寛いだり。友だち同士はもちろん、カップルでも楽しむことができる温泉大浴場では、思い思いの過ごし方ができる。
また24時間利用可能なフィットネスセンターでもデジタルアートを採用しており、温泉大浴場とは異なる映像を見ることができる。
幻想的な空間で汗を流し、温泉大浴場や客室露天風呂で湯浴みを楽しめば、心身ともにリフレッシュできること間違いなし。
独創性に富んだ趣向の温泉大浴場とともに、このホテルで至福のマインドフルネス体験ができる施設に、「ザ・スパ by HARNN」がある。
日本では2軒目となるタイ発の高級スパブランド「HARNN(ハーン)」が手掛ける「ザ・スパ by HARNN」では、どのメニューもまずはフットバス&スクラブから施術がはじまる。
アロマオイルの香りに包まれた部屋でゆっくりと深呼吸をし、熟練のセラピストが施してくれるトリートメントに身を委ねれば、心身ともにとろけ、癒されていくのがわかるはず。
そんな「ザ・スパ by HARNN」で数あるトリートメントの中でも、おすすめは「ホテルインディゴ箱根強羅」オリジナルメニューの“箱根ホットオイル・指圧マッサージ”と、それにボディスクラブと全身ボディーアロマセラピーマッサージを組み合わせた“箱根センセーション”だ。
“箱根ホットオイル・指圧マッサージ”はこのホテルのためにオーダーメイドされた全身マッサージ。
その特徴は、温めたトリートメントオイルとひょうたん型の木製マッサージャーを使い、つぼや経絡を刺激しつつ、全身をほぐしてくれること。マッサージャーの適度な刺激と、すべるようなハンドマッサージが相まって、夢心地のひとときを過ごすことができる。
なお「ザ・スパ by HARNN」はビジター利用も可能。日帰りプランなどの詳細は最終ページでご紹介!
館内&客室アートコレクション
取材・文=立花奈緒(ブレーンシップ)
撮影=石川啓次