ビジター利用もOK!
ホテル自慢の味を満喫したい

 「ウェスティン都ホテル京都」のレストランやバーは、宿泊ゲストだけではなく、すべてビジター利用も可能。

 そこで最後にご紹介するのは、観光の合間などに気軽に行けるカジュアルなレストランやカフェ。

 ホテルのこだわりが詰まった絶品料理&スイーツは、わざわざ食べに行く価値ありの逸品ばかり。

ライブキッチンで
充実のできたて料理に舌鼓

 エントランスをくぐると、焼き立てパンやかわいらしいデコレーションのドーナツのディスプレイに目を奪われ、食欲をそそられる。

 そんなオールデイダイニング「洛空(らくう)」は、朝・昼・夕とブッフェ料理が味わえる、地元の人や観光客にも大人気のお店だ。

 その理由は、京都の老舗店がセレクトしたこだわりのお米やお漬物をはじめとする、品数豊富なメニューがブッフェ台に並ぶこと。

 お米は、五つ星お米マイスター“八代目儀兵衛”によるセレクト。そしてお漬物は、京都の老舗“土井志ば漬本舗”のもので、中にはこのホテルのために作られたオリジナルもある。

 さらに人気を不動のものにしているのが、シェフたちが目の前で調理した料理を好きなだけいただける、ライブキッチンの充実度だ。

 例えば朝食の人気メニューは、オムレツやこだわりのお米を使ったおにぎりなど。ランチやディナーでは、ローストビーフが大好評。

 ほかにも丼もの、麺類、グリル料理、スイーツコーナーなど、とにかく種類が豊富。

 トッピングや添えものを自由に選べるのも楽しく、自分だけのオリジナルのできたてメニューを味わうことができるのだ。

カフェで優雅なティータイム
&ホテル特製アイテムをおみやげに

 「ウェスティン都ホテル京都」が位置する東山エリアは、南禅寺や平安神宮、知恩院などが徒歩圏内の場所。

 観光の合間にほっとひと息。そんなときには、ぜひティーラウンジ「MAYFAIR」に立ち寄って。定番人気のアップルパイやチョコレートケーキをはじめ、スイーツは常時10種類前後をラインアップ。

 そしてティーラウンジでは、ホテルメイドの生チョコ、焼き菓子、ジャムなどがおみやげに人気。

 中でもおすすめは、リニューアル記念として作られた新商品の「自家製カステラ」。京都の思い出に、そしてこのホテルの思い出に、ぜひホテルメイドの逸品を。

創業130年の歴史を誇る
ラグジュアリーホテルの真髄

今年2020年内にすべてのリニューアルを終え、グランドリニューアルを果たす「ウェスティン都ホテル京都」。

そのはじまりは、1890(明治23)年にまでさかのぼる。現在の場所に、遊園地「吉水園」が開業し、その10年後には吉水園内に「都ホテル」が誕生した。

このホテルの伝統を語るうえでなによりの特徴となるのは、敷地内に優美な日本建築と日本庭園を有していること。日本の近代建築の巨匠といわれた村野藤吾による“近代数寄屋の傑作”「佳水園」。さらには近代庭園の先覚者・七代目小川治兵衛が作庭した「葵殿庭園」。

リニューアルにあたっても、これらは当時の意匠を残したまま、さらなるラグジュアリーの極みへと前進する。

“ホテルで文化財を楽しむ”という贅沢こそ、「ウェスティン都ホテル京都」が守り続けてきた歴史と伝統の賜物であり、これからもその伝統とともに「ウェスティン都ホテル京都」は歴史を重ねていく。

ウェスティン都ホテル京都

所在地 京都市東山区粟田口華頂町1
電話番号 075-771-7111(代)
https://www.miyakohotels.ne.jp/westinkyoto/

取材・文=立花奈緒(ブレーンシップ)
撮影=志水 隆