富士山がかわいい手のひらサイズに
●星のや富士「富士山羊羹」
星のや富士は、2015年に日本初のグランピングリゾートとしてオープン。
森のなかで楽しむ食事、自然のなかで身体を動かす爽快感など、都市では味わうことができない非日常の体験を提供する。
そして、旅の道中で見た世界遺産の絶景をそのまま自宅に持ち帰ることができるのがこの羊羹。
断面には富士山と河口湖が描かれており、霊峰の姿を自宅で思い返すことができる。
山梨の桃のペーストが練り込まれた餡はフルーティで、香り豊か。果実の風味に続いて餡の甘みが広がるのは、新鮮な体験だ。桃味のほかに、芋味もある。
思わず「め!」と声が出る!?
●青森屋「め 極 サンドクッキー」
青森屋は「のれそれ(青森の方言で目一杯の意味)青森~ひとものがたり~」をコンセプトに、祭りや方言、郷土料理などが楽しめる青森文化のテーマパーク。
このお土産も青森らしさ満載で、りんごパウダー入りのホイップチョコを焦がしバター風味のクッキーでサンドしている。
カリッとしたクッキーの香ばしさと、舌の上でふんわり溶けるホイップチョコの対比が見事で、思わず商品名の「め!」(青森の方言でおいしいの意味)が口をつく。
伝統工芸品の「あおもり藍」と「こぎん刺し」をモチーフにしたパッケージも、青森土産にぴったり。
文=サトータケシ
撮影=釜谷洋史