建築物に魅せられた
カットとデザイン
◆EUROPEAN ARCHITECTURE Collection
ロイヤル・アッシャーはダイヤモンドのスペシャリストとして、歴史に残る多くのオリジナルカットを生み出してきた。
なかでも2000年に発表された“ロイヤル・アッシャー・カット”は、1902年に誕生した“アッシャー・カット”の進化版であり、現代における代表作。
74面から放たれる強い輝きと気品溢れるシャープなフォルムで、多くの人を魅了している。
“ステップカット”と呼ばれるこの形状は、側面のガードルに対して平行に、階段を上がるように削られているのが特徴。
そしてこの幾何学的なスタイルは、1920年代に一世を風靡するアールデコやオランダのモダニズム建築に大いに通じるものだ。ジョセフ・アッシャーの先見の明、恐るべしである。
建築といえばその一方で、ヨーロッパの壮麗な大聖堂や教会もロイヤル・アッシャーのデザインにインスピレーションを与えている。バラ窓やシャンデリア、天井や尖塔アーチ。19世紀に発達した「灯」に着目した新作も美しい。
人々は光の世界に導かれ、どんな喜びや感動を得たのか。厳かな冬の夜に体感してみたい。
EUROPEAN ARCHITECTURE Collection
欧州の建築物に着想を得たシリーズより。中央のリングに輝くのは、構築的で眩い5.19カラットの“ロイヤル・アッシャー・カット”。“灯”に着目したイヤリングも美しい。
●お問い合わせ先
ロイヤル・アッシャー・オブ・ジャパン
電話番号 03-4346-3106
https://www.royalasscher-jp.com/
Edit,Styling & Text=Mami Sekiya
Photo=Kaz Arahama
Illustration & Art Work=Kanako Sasaki