ROYAL ASSCHER
絆のダイヤモンド

 18世紀頃よりダイヤモンドの流通が隆盛を極めたオランダ、アムステルダムで160余年の歴史を持つ名門ダイヤモンドジュエラー「ロイヤル・アッシャー」。運河がゆったり流れ季節の花に囲まれたこの街の一角で、花嫁の薬指を飾る優美な輝きが育てられてゆく。

ファミリーの絆と共に育まれた
美しきダイヤモンドの歴史

 ロイヤル・アッシャーの中核を担う3人が久々に一堂に会したのはここ、オランダ本社を訪れた国賓の写真がズラリと並ぶ応接室。同社のダイヤモンドが生んだ歴史的な瞬間が垣間見られる。左から、1980年より社長を務めるエドワード、次男で副社長のマイク、NY支社で社長を務める長女のリタ。

ロイヤル・アッシャー・カットが
物語る、きらめきの伝説

 花嫁の洗練された美しさを引き出す「ロイヤル・アッシャー・カット」は約2年の研究期間を経て、2000年に誕生。74面が放つシャープで強い輝きが魅力である。1902年に開発され、スクエアカットの定番となった「アッシャー・カット」の進化系。

ダイヤモンドを知り尽くしてこそ
生まれたリングが、愛を深める

 卓越したカットと研磨の技術、独特の発想から生まれたユニークなシェイプのダイヤモンドの数々。どんなに複雑な細工があっても輝きへの妥協はない。リングをのせた木箱はかつて実際に使っていたダイヤモンドを磨くための道具。

Edit & Text=Mami Sekiya
Photo=Yoshihito Sasaguchi(SIGNO)