世界遺産に臨む
コンテンポラリースタイル

◆HOTEL CANATA KYOTO 

旅のスタイルに合わせてタイプを選べる客室は、全16室。写真は、大きくとられた窓から二条城の夜景がダイナミックに迫るスイートルーム「カナタスイート 空」。

 2019年4月にオープンした「HOTEL CANATA KYOTO (ホテルカナタ京都)」の最大の特徴は、贅沢すぎる京都随一のロケーションにある。

 室内やバルコニーなどから、世界遺産「二条城」の圧倒的な眺望が楽しめるゲストルームを持つのだ。

 そんな客室のインテリアデザインは、京都の夏の風物詩“川床”をイメージしたもの。開放的な眺望を実現したテラス、水平方向の美しさを強調したデザインは、どちらも京都の街並みを強く意識して考案されたものだという。

 客室ごと、またはルームカテゴリーごとに異なる意匠が凝らされていて、開放感あるテラス付きタイプも。

書斎をイメージしたライブラリー。小説からアートまで“現代の美意識で日本を愉しむ”をテーマに選ばれた蔵書の数々が大きな本棚に並ぶ。(photo=Kozo Takayama)

 名所旧跡や老舗の数々も魅力的だが、街の空気を吸ってゆるやかな時間を過ごすのも、京都のホテル滞在ならではの醍醐味。「HOTEL CANATA KYOTO」は、そんな“いそがない一日”を提案する。

ウォルナットの大きなカウンターが目印のラウンジバーは、ゲストのリビングスペースとして終日開放されている。夜のバーメニューには、スペシャリティとして日本初のボタニカルブランデーの蒸留所「mitosaya 薬草園蒸留所」のスピリッツ、「日本料理 僖成」の監修によるフードメニューなども。 (photo=Kozo Takayama)

 お気に入りの音楽を聴きながら読書と午睡を満喫し、夜は京都の街にぶらりと足を伸ばす。最後の1杯は、バーラウンジで。

 上質で洗練された空間、16室だからこそ可能な適度な距離感のサービスによって、旅慣れたゲストに京都滞在の新たな選択肢を提供。ここは、京都の楽しみ方の可能性を広げてくれるホテルになりそうだ。

朝食は、東京・外苑前の名店「日本料理 僖成(きなり)」の監修によるもの。バータイムには、特製鯛茶漬けをはじめ「僖成」のフードメニューを楽しむこともできる。(photo=Kozo Takayama)

HOTEL CANATA KYOTO
(ホテルカナタ京都)

所在地 京都市中京区堀川通二条下ル土橋町14-1
電話番号 075-256-1181
https://www.hotel-canata.com/

文=立花奈緒(ブレーンシップ)