チェックインスペースのコンセプトは、“大正ロマン時代の華族が最初に客人をお迎えする”場所。フロントロビーでは、日替わりのフルーツデトックスウォーターを常時提供。また、京都産アロマエッセンシャルオイルを数種類がディスプレイしてあり、好きなアロマオイルをムエット(試香紙)に染み込ませて客室に持ち帰ることができるので、就寝前の使用がおすすめ。 ゲストルームは全144室。全室にシモンズ製のベッドに西陣織のヘッドボードを取り入れ、コンパクトながらも“日本の美”を詰め込んだデザイン性が秀逸。スタンダードルームの窓際には、ゆったり寛げる小上がりが設けられている。 スイートルームには、ダブルシンクと広いバスタブが。また、ウォークインクローゼットのスペースを広くとり、洗面スペースからもアクセスできるようになっているのも特徴的。 レストラン「FIFTY FOURTH STATION GRILL」。朝食は女性目線も意識したヘルシーな和洋食をブッフェスタイルで、ランチ&ディナーでは京都産の食材をふんだんに使ったグリルをフレンチスタイルで楽しめる。ホテル全体のコンセプトである「タイムトラベル」を反映したクラシックなデザインのバーもあり、デイタイムは季節のアフタヌーンティーを供する。 旅のスタイルに合わせてタイプを選べる客室は、全16室。写真は、大きくとられた窓から二条城の夜景がダイナミックに迫るスイートルーム「空」。 書斎をイメージしたライブラリー。小説からアートまで“現代の美意識で日本を愉しむ”をテーマに選ばれた蔵書の数々が大きな本棚に並ぶ。photo=Kozo Takayama ウォルナットの大きなカウンターが目印のラウンジバーは、ゲストのリビングスペースとして終日開放されている。夜のバーメニューには、スペシャリティとして日本初のボタニカルブランデーの蒸留所「mitosaya薬草園蒸留所」のスピリッツ、「日本料理 僖成」の監修によるフードメニューなども。 (photo=Kozo Takayama) 朝食は、東京・外苑前の名店「日本料理 僖成(きなり)」の監修によるもので、和食と洋食が用意されている。バータイムには、特製鯛茶漬けをはじめ「僖成」のフードメニューを楽しむこともできる。 55平米の広さがある客室「葛切り」は、シモンズ社製のキングベッドを備えた寝室と半露天の檜風呂、専用の庭を備えたラグジュアリータイプの部屋。 「葛切り」の半露天風呂。浴槽からゆったりと庭を眺められるようにと、浴室には庭に面した大きく開放的な窓が設えられている。 高い技術を持つ職人たちが館内の梁・建具などを丹精込めて甦らせ、天井の高い広々としたロビーエリア(写真)からは材木の保管場所であった当時の姿がうかがえる。 「囲炉裏ラウンジ」で供される朝食のイメージ。囲炉裏で炭火を使って調理することで立ち上がる、香ばしい香りが食欲をそそる。 記事を読む