現在好評発売中の「CREA」2018年10月号は、美容特集。「肌がいいと、気分も上がる きれいな肌になる名品」と題し、美容のプロたちが本気で選んだ「ベスト・オブ・リピートコスメ2018」など、肌も心もご機嫌になるアイテム満載の1冊となっている。

 “肌も心もご機嫌になる”といえば、温泉もその効果を発揮してくれるもの。そこで今回は、全国各地に展開する人気の温泉旅館ブランド「星野リゾート 界」から、温泉と月見で心身ともに癒され、気分が上がる宿を厳選してご紹介! 


ツキを呼び込むお月見会

◆星野リゾート 界 出雲

 出雲の玉造温泉に佇む、全室露天風呂付きの宿「星野リゾート 界 出雲」では、八百万の神がおわす国・出雲ならではのイベントを開催中だ。

 “恵比寿様のお月見会”と銘打たれたこのイベントは、月夜に恵比寿様とひやおろしを酌み交わすというもの。

 秋の出雲大社では全国の神様が集まる神在祭(かみありさい)が行われ、そのお祭りの最後に神様がお酒を酌み交わす宴会“直会(なおらい)”が開かれる。そうして神様が集まる中でも、出雲大社には行かずに留守を預かる神様が、恵比寿様。そこで「界 出雲」の中庭では、恵比寿様と直会を真似たお月見会を催しているというわけだ。

 イベントには、恵比寿顔といわれる笑顔でツキ(月)をもたらすとされる恵比寿様が登場。夜空に浮かぶ月はもちろん、影絵作家カジタミキ氏が手掛ける「影絵の月」と、地元の吉田酒造にて作られたひやおろし「月山」とともにお月見会を盛り上げ、ツキを呼び込む。

 ちなみに「月山」は、島根県内のみで生産されている酒造好適米(酒米)の左香錦(さかにしき)を使用し、軟水で仕込んだ、華やかな香りと米本来の旨みが感じられるひやおろしだ。

 中庭に現れる2つの月の下、陽気に揺れ動く恵比寿様と心地よい夜風を感じながら、古くから秋の酒として珍重されてきたひやおろしとお饅頭をいただき、神々の国に位置する「界 出雲」ならではのお月見を。

 お月見とともに、しっかりその効能を享受したいのが、大浴場はもちろん客室の露天風呂にも引かれた玉造温泉の湯だ。

 「ひとたび濯げば形容端正しく、再び浴すれば万の病ことごとに除こる」。『出雲国風土記』にもそう記されるほど、遥か昔から美肌の湯として知られる玉造温泉の湯はなめらかで、乾燥を防ぎ、生き生きとした肌へ導いてくれる。

 平安時代からその名を知られる名湯と、出雲大社のおひざ元ならではのイベント、そのほかこの土地ならではの料理やお茶などの伝統文化をたっぷり堪能する滞在を。

 それは日頃の疲れをとるだけではなく、ツキを呼び込む極上の温泉旅になること請け合いだ。

星野リゾート 界 出雲

所在地 島根県松江市玉湯町玉造1237
電話番号 0570-073-011(界予約センター)
https://kai-ryokan.jp/izumo/

文=立花奈緒(ブレーンシップ)