田舎暮らしを体験できる
古民家一棟貸しの宿泊施設「伝泊」

 「伝泊」とは、その地域の伝統的構法で建てられた空き家を改修し、「伝統的・伝説的な建築と集落と文化」を次の時代につなげるための一棟貸しの宿泊施設。築50年~200年を経過した、空き家となっている古民家を再利用し、奄美出身の建築家・山下保博氏が2016年から設計・運営を手掛けている。

 童心にかえって田舎で過ごした夏休みを思い出したり、都会育ちの人にとっては新鮮な田舎暮らしが体験できたり。その土地に根付いた文化に溶け込み、「島で暮らすように過ごす」貴重な滞在が楽しめる。

 現在、奄美大島に4棟、加計呂麻島(奄美群島)2棟、徳之島(奄美群島)4棟、佐渡島に2棟の「伝泊」施設を展開中。その中から今回は、最新施設3棟をご紹介!

奄美大島「水平線と朝陽の宿」

 2018年4月オープン。奄美大島最北端の笠利岬に近い海辺に建つ、築60年の民家を改修した「水平線と朝陽の宿」(定員6名)は、台風の多い奄美特有の様式で建てられた伝統的建築だ。

 その特徴は、平屋であること、高床や入母屋造りの屋根、束石の上に乗せただけの柱が土台を貫通して梁まで伸びている「ヒキモン構造」など。

 建物のすぐ目の前に海と砂浜が広がり、新設された大きなデッキで寛ぎながら、水平線から昇る朝陽や、満点の星空を眺めることができる。

水平線と朝陽の宿

所在地 鹿児島県奄美市笠利町用26-1
http://den-paku.com/amami/

文=立花奈緒(ブレーンシップ)