お手頃価格で本場の味を!

 カーサ・ドン・アルフォンソのキッチンを率いるのは、クラウディオ・ファヴェロ氏。同氏はアマルフィの本店において、4代目オーナーであるマスターシェフ、アルフォンソ・イアッカリーノ氏の間近で10年以上にわたって職人技とセンスを磨いた逸材。

 また、店内の石窯は、ピザ職人のマウリツィオ・フェリーニ氏が専任で担当しています。

「カーサ・ドン・アルフォンソ」の厨房を率いる経験豊富なシェフ、クラウディオ・ファヴェロ氏。(C)Grand Lisboa Hotel

 メニューはオーセンティックな南イタリア地方の料理が中心。

 厚めの生地に、もっちりとした食感が特徴的な各種ナポリ風ピザやカルツォーネがシグネチャーとのこと。ピザ窯の中の温度は約1000℃で、焼き上がりまで1分もかからないそう。

 余談ですが、ピザ発祥の地はナポリと言われており、ナポリ風こそが正統派なんだとか。

 定番の「ピッツァ・マルゲリータ」が120パタカ(約1,600円)など、価格設定もアフォーダブル。ランチタイムには3皿コースのセットも310パタカ(約4,000円)で用意されています。

 前菜は多数のチョイスのなかからビュッフェ形式で好きなものを選べるほか、メインはピザ、スパゲティなど4種のなかから1つ、デザートはパンナコッタなど4種のなかから1つをそれぞれ選択でき、ボリュームたっぷりです。

ピザ職人のマウリツィオ・フェリーニ氏。(C)Grand Lisboa Hotel
シグネチャーメニューのひとつ、ナポリ風の「ピッツァ・マルゲリータ」。(C)Grand Lisboa Hotel

 実は、グルメの街として知られ、世界各地の料理が幅広く楽しめるマカオですが、特にハイクオリティとカジュアルを融合したイタリアンに限ると、チョイスはそれほど多くありませんでした。

 家族や気の合う仲間たちとマカオを訪れ、リラックスムードで食事をしたい際などには、新生カーサ・ドン・アルフォンソが心強い存在となるでしょう。日本からイタリア・アマルフィ海岸へ行くより、マカオの方が断然近いというのは言うまでもありません。

※価格にはサービス料10%が別途付加されます。

Casa Don Alfonso
(カーサ・ドン・アルフォンソ)

所在地 3/F, Grand Lisboa Macau, Avenida de Lisboa, Macau
電話番号 +853-8803-7722
営業時間 12:00~14:30、18:30~22:30
定休日 年中無休
https://www.grandlisboahotels.com/en/grandlisboa/dining/casa-don-alfonso

勝部悠人(かつべ ゆうじん)
大学時代にポルトガル語を専攻。大学卒業後、日本の出版社に入社し、旅行・レジャー分野を中心にムック本の編集を担当したほか、香港・マカオ駐在を経験。2012年にマカオで独立起業し、邦字ニュースメディア「マカオ新聞」を立ち上げ、現地最新トピックを日本市場に向け毎日発信している。
マカオ新聞 http://www.macaushimbun.com/

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文・撮影=勝部悠人(マカオ新聞)