日本全国に展開する温泉旅館ブランド「星野リゾート 界」では、ニッポンの冬ならではの温泉の楽しみ方を各地で用意。雪見風呂や地域名産の果実を温泉に浮かべたご当地湯、夜のライトアップなど趣向を凝らした演出で、贅沢な冬の湯浴みと各地の伝統文化を堪能して。

◆星野リゾート 界 アルプス
アルプスの麓で冬の田舎体験を

アルプスの絶景を望む宿。雪国のアーケード「雁木(がんぎ)」に沿って両側に客室や温泉棟が建ち並ぶ。

 新築建て替えのため休館していた「星野リゾート 界 アルプス」が、2017年12月21日(木)に待望のリニューアルオープン! “信州の贅沢な田舎を体感する温泉宿”をテーマに、全48室・地上2階建ての宿に生まれ変わった。

 ここ「界 アルプス」は北アルプスに抱かれた大町温泉郷にあり、四季折々の信州のお楽しみを叶えてくれる。

離れ、ロフト付きなど客室は全4タイプで、全室異なる意匠が凝らされている。さらに全室に寝心地を追及したオリジナル寝具「ふわくもスリープ」とソファを備える。

 客室は全室がご当地部屋「信濃もてなしの間」となっていて、滞在を通して地域の文化に触れることができるのが特徴だ。

 例えば、伝統工芸の松崎和紙で作られた温かみのある行灯、信州のきりえ作家・柳沢京子氏が手掛けた“アルプスの麓の詩情”をテーマにしたアートワーク、上田紬のベッドライナーなどが設えられている。

すがすがしい空気の中、カラマツやモミジ、雄大なアルプスの山々を眺めながら贅沢な湯浴みを。冬には雪見風呂も楽しめる。

 気になる温泉は、高瀬渓谷に湧出する湯量豊富な源泉から引いた湯。カラマツの林に囲まれた大浴場は男女それぞれに露天風呂と内風呂があり、四季折々にその表情を変える雄大なアルプスの山々を望む、贅沢な湯浴みが堪能できる。

 また、地域文化を体験できる「星野リゾート 界」ならではの“ご当地楽”プログラムがあり、中にはウィンターシーズンだけしか体験できない内容もあるので要チェック。囲炉裏やかまくらを囲んだ体験プログラムは、信州の伝統はもちろん、雪国の暮らしの奥深さを知るきっかけにもなるはずだ。

囲炉裏を囲んで信州名物のおやきや焼きりんご、燗酒を味わったり、土間で独楽やおはじきなどの昔遊びを楽しんだり。ここならではの「ご当地楽」プログラム体験が充実。
かまくらに入って過ごしたり、雪の上をかんじきで歩くアクティビティを楽しんだりして、昔ながらの雪国の暮らしを体感することができる

 2018年の冬から春にかけては、伝統工芸の上田紬のコースターや長野銘菓など、4つの特典付きの開業記念特別プランが断然おすすめ。ぜひこの機会に信州の冬を満喫する温泉旅を。

星野リゾート 界 アルプス
所在地 長野県大町市平2884-26
電話番号 0570-073-011(界予約センター)
http://kai-ryokan.jp/alps/

文=立花奈緒(ブレーンシップ)