新しいスタイルの宿坊でセルフクレンズ！
飛騨高山「TEMPLE HOTEL高山善光寺」

日本文化体験を通して心身を整える
新スタイルの宿坊体験を

 お寺ならではの「朝のお勤め」や「座禅」など、社寺での修行をプチ体験できる「宿坊」が、ここ最近話題になっている。日本人はもちろん、外国人観光客にも人気の宿坊体験をより気軽に楽しめる、「TEMPLE HOTEL 高山善光寺」が2017年9月1日にグランドオープンした。

その場でしかできない体験や交流を通じ、感動と感謝の気持ちを得ることができる「TEMPLE HOTEL 高山善光寺」。

 「TEMPLE HOTEL 高山善光寺」があるのは、岐阜県の飛騨高山。

 「高山善光寺」は昔から地域の人々が集う寺院として親しまれ、遠路からの参拝者のために宿坊を併設。海外からの訪問者も受け入れるなど、国際色豊かな宿としても役割を果たしてきた、由緒あるお寺だ。しかし、時代とともに少しずつ地域とのつながりも途絶えがちに。

 そこで大幅なリフォームを経て、地域の人々や旅行者が気軽に立ち寄り、交流できる、開かれたお寺「TEMPLE HOTEL 高山善光寺」としてよみがえることとなった。

宿坊体験は1日3組限定。部屋は、1～3名用、3～5名用、9名まで用の3タイプ。

共有スペースには、Wi-Fi、キッチン、ダイニング、冷蔵庫、
共用パソコン、居間、貸切風呂などの設備が整う。

 「TEMPLE HOTEL 高山善光寺」では、ご戒壇巡り、お務め、写経などのほか、着付けやヨガといった多彩なアクティビティを体験できるのが特徴だ。お寺に宿泊するだけではなく、日本文化を体験することによって、日本の魅力を海外からの旅行者に伝えることを目的としている。

写経、座禅、瞑想などで集中力や思考の柔軟性を鍛え、感性を磨く。社寺だからこその体験ができる(アクティビティの開催日はそれぞれ異なる)。

 そして、ふだん慌ただしく暮らしている現代人に、「セルフクレンズ」の場を提供したい、との思いも。「セルフクレンズ」とは、社寺での文化体験を通じて、一度しっかり立ち止まり、心を鎮め、空白、静寂を作って、自分らしくいるために心と体を整えること。

 ぜひあなたも、日々の忙しい生活を「セルフクレンズ」でリセットしてみては？

文＝立花奈緒(ブレーンシップ)