アートを意識したデザインと設備

 企画者側が、ホテルともアパートとも呼ばず「ワンベッドルーム・インスタレーション」と呼んでいるあたりからも、アートを意識していることがわかります。

 元々船乗りでもあった英国人作家ジョセフ・コンラッド(1857-1924)が、コンゴ川で乗っていたリバーボートから発想を得てデザインしたというこの宿泊施設の内部には、小さいながらもダブルベッドのある寝室、ライブラリールーム、キッチン、さらにロンドンの街が一望できるデッキが完備されています。

 ロンドンには高所から街を見渡せる場所が意外と少ないので、ロンドン上空で寝ている気分が味わえるこの「A Room for London」は貴重な場所といえそうです。

 オリンピックが開催される今年1年間のみの限定で、前半、後半の2期にわけて予約を受け付けたところ、前半も後半も予約開始から数分で、すべていっぱいになってしまったとか。

 あまりの人気ぶりに2013年まで延長の可能性もあるようなので、来年以降、ロンドン旅行を計画されている方はチェックしてみては。

A Room For London
URL aroomforlondon.co.uk

Kazuyo Yasuda(KRess Europe)
ロンドンを拠点とする編集プロダクションKRess Europeの代表。現在、ロンドン生活のアレコレに関する、初めてのバイリンガル・フォトエッセイ電子書籍「Nice and Lovely Tiny Things ささやかなロンドン暮らし」を年内に刊行すべく準備中

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世界の12都市から、何が旬で何が起きているかをリポートするこのコーナー。
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text&photographs:Kazuyo Yasuda(KRess Europe)