軽井沢で芽吹き野菜をたっぷり堪能
「星野リゾート」春の美食ステイ

樽熟成のウィスキーやコーヒーを満喫

樽にちなんだ体験が楽しめる“樽滞在”は2017年3月1日(水)～5月31日(水)。

 水辺を囲む離れの客室から四季折々の軽井沢の景色を臨む、山あいのリゾート「星のや軽井沢」。大正4年から続く、星のやの原点ともいえるこの温泉宿では、春限定で樽をテーマにした「樽滞在」が楽しめる。

 木曽檜で知られるように、日本最大の天然檜林がある木曽地域では、古くから木樽や桶が製造されてきた。この土地に根付く樽の文化と木の香りに触れる滞在だ。

樽の香りにはセドロールという香り成分が含まれており、森林浴をするようなリラックス効果があると言われる。「樽の部屋」では樽日本酒風呂がいつでも楽しめる。

 1日1室限定の特別室「樽の部屋」には、古樽でつくられた家具がしつらえられ、テラスには“樽バー”が。専属のバーテンダーが、樽酒で飲み物をつくってくれる。お風呂は“樽日本酒風呂”。樽仕込みの日本酒のいい香りに包まれながら、ゆっくりと温まろう。

 また夕食では“山の懐石”に合わせた4種類の樽酒のマリアージュが楽しめる。

お好みはどれ？ 4種類の樽熟成の違いを楽しむウィスキー飲み比べ。

 そして夜のライブラリーラウンジでは、熟成樽の木材ごとの違いを楽しむウィスキーの飲み比べを楽しもう。オーク、ミズナラ、バーボン、シェリーと4種類のウィスキーが用意されている。それぞれの香りと風味をゆっくり味わいたい。

樽熟成の奥深い味わいのコーヒーで旅の1日がスタート。

 朝のライブラリーラウンジでは、自分で豆を挽き、挽きたての豆で淹れる樽熟成コーヒーを。樽で熟成させることにより、香りやコクが深まるコーヒー。目覚めの一杯が、いつもと違う朝を運んでくれそう。

 ほかにも、樽で春に仕込むのが最上と言われる、味噌のワークショップも。

文＝榎本市子