「泡まで黄色い!」「想像以上においしい」の声が多数

紅花推進協議会(山形県山形市)は2025年6月6日(金)、「霞城セントラル」(山形市城南町1-1-1)の1Fアトリウムにて、県産紅花を使用した2種類のビール「BENIBANA ALE」・「BENIBANA LAGAR」の製品販売の発表会を開催しました。夕方より開催された発表会ならびに試飲会には多くの方々が参加し、県を代表する存在・紅花が生んだ2種類を楽しむ様子が見られました。

開催情報

日時 令和7年6月6日(金)16時00分~

会場 山形市城南町1丁目1-1 山形霞城セントラル1Fアトリウム

内容 紅花推進事業と商品のプレゼンテーション、試飲会

主な参加者一覧

・紅花推進協議会 会長/山寺観光協会 会長 清原正田

・紅花推進協議会 副会長/山寺観光協会 副会長 遠藤定治

・紅花推進協議会 副会長/FURUSATOの未来 代表 伊藤一之

・紅花推進協議会 監 事/株式会社マルタニ 代表取締役 長谷川吉之介

・おもてなし山形株式会社

・株式会社表蔵王ベルタウン 道の駅やまがた蔵王

・株式会社カキザキ 山形国際ホテル

・山形商工会議所

・山形市商工観光部インバウンド推進室

ほか、関係企業・団体含め50名以上が参加

かつては最上級の染料だった紅花を広く楽しめる存在へ



今回発表された「BENIBANA ALE」・「BENIBANA LAGAR」は、「染めるための赤、味わうための黄」をコンセプトに、紅花の普及と認知拡大と紅花産業の活性化を目的として紅花推進協議会が発足した「山形紅花プロジェクト」により誕生しました。

山形県花であり、歴史、文化、経済などさまざまな面で山形の礎となった紅花の紅色は紅花染めや化粧品などで人々を魅了してきました。しかし時代の変遷とともに需要は低迷し、生産量も減少の一途をたどっています。

これまで先人たちが守り続けてきた紅花文化を次世代へ継承すべく、紅花推進協議会は今後も紅花の普及と認知拡大を図るため、紅色素を抽出するために洗い流してきた黄色素に注目。現在、この色素はフードメニューやハーブティーに用いるなど、食文化に活躍の幅を広げ、多くの好評を頂戴してまいりました。そして、紅花が生む独自の“黄色”を活かし、新たな県の名産品として生まれたのが2種類のクラフトビールです。

日本が誇る紅花文化から生まれた2種類のクラフトビールへの想い

「BENIBANA ALE(ベニバナエール)」

和食や魚料理などに合う軽やかな風味が特徴の当製品は、2024年、宮城県秋保地区Great Dane Brewingにより開発し限定販売されました。好評につき、山形県内の酒田トラディショナルビールによる継続生産が決定いたしました。今後、年間10,000本の製造を予定しています。

【生産者】酒田トラディショナルビール/パイプ・ラインエンジニアリング株式会社(山形県酒田市)

素材と向き合い、地元の特産物も取り入れながら、地域に根差したクラフトビールを醸造。



「BENIBANA LAGAR(ベニバナラガー)」

蔵王ブルワリーにて開発。お肉料理などに合うキレのある風味が特徴です。

※限定販売予定。

【生産者】蔵王ブルワリー/山里菜有限会社 (山形県山形市)

蔵王の大自然が育んだ湧水を使用した山形市初のクラフトビール醸造所。地場産の食材を使用したレストランも併設する。



発表会では、紅花推進協議会会長である山寺立石寺住職の清原正田氏と、同プロジェクトのプロデューサーで有限会社マイティー千葉重 代表取締役の千葉大貴氏からプロジェクトへの想いが語られました。

●紅花推進協議会会長 山寺立石寺住職 清原正田氏


紅花推進協議会会長 山寺立石寺住職 清原正田氏

染料としての紅花は大陸から日本に伝わって以来、天台宗の衣として用いられてきました。紅花色は最上級の僧侶のみしか着用できず、歴史上4名しかいなかったほどです。かつては米の百倍、金の十倍と言われるほど、希少性の高い存在でした。

そんな紅花の価値は、現代では「飲食」というより身近なものへ変化することに、驚きと喜びを感じております。紅花の黄色に着目して生まれたクラフトビールを、ぜひ是非お楽しみください。

●プロデューサー 有限会社マイティー千葉重 代表取締役 千葉大貴氏



山形紅花プロジェクトはプロジェクト推進・商品開発においてイタリアンシェフ、アメリカ人の醸造家、フランス人の映像監督など県・国の枠組みを超えて多くの方々に関わっていただきました。「古きを訪ね新しきを知る」ということわざにもあるように、地域の方々や紅花に関わる方々とコミュニケーションを重ねて見出した方向性に、県外の才能をかけ合わせたことで、このクラフトビールが完成しました。

すでに多くの飲食業界・小売業界の関係者の方々が興味を持っており、仙台市内の飲食店への展開も予定されています。まさに世界水準の技術と人間関係構築の結果、「1%を守るため、99%を広める」というコンセプトに見合う商品ができました。

泡まで黄色い!独特の味わいと美味しさに絶賛の声



試飲会では、関係者の方々だけでなく仕事帰りや外出で霞城セントラルへ立ち寄った一般の方々も、2種類のクラフトビールを味わっていただきました。ほんのりと黄色みがかった泡が特徴のビールを口にした来場者様からは、「想像以上のおいしさ!」と絶賛の声が。

推進委員会のメンバーと共に談笑しながら、山形発のビールを楽しみました。



今後、山形紅花プロジェクトでは積極的にクラフトビールの販路拡大を図ってまいります。ご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。

取扱店舗一覧

お問い合わせ先

紅花推進協議会 事務局(オガル株式会社内)

事務局次長 小関 大介

TEL:050-3528-5719

MAIL:info@ymgt-benibana.jp

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