過去最高の痩せ率を更新した日本女性。美しさの多様性を各国ゲストと考える

一般社団法人Luvtelli(代表理事 細川モモ:東京都中央区日本橋)と一般社団法人Miss SAKE(代表理事 大西美香:東京都港区港南)は、大阪・関西万博の「関西パビリオン」において、6月17日(火)~22日(日)の6日間にわたり、「ウィメンズヘルス」をテーマとした出展を行いました。

本ブースでは、万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に呼応し、日本女性が抱える健康課題にスポットを当てた展示や体験プログラムを展開。連日行列のできる人気ブースとなり、簡易ヘモグロビン測定は6,500名ものゲストが体験しました。

また、日本女性が令和に入り過去最高の痩せ率を更新したことを受け、各国ゲストと美しさの多様性について考える「わたしの美のものさし展」を万博で初開催し、世界37カ国のゲストが参加しました。


Photo by Marico Mary Truth

話題沸騰!対話を生む37カ国の国旗シールが貼られた「わたしの美のものさし展」

目玉展示のひとつとなったのが世界37カ国の国旗シールが貼られた「わたしの美のものさし展」。ゲストが好ましいと思うBMIイラストに自身の国旗シールを貼り、その理由や痩せたい願望が強く、健康を犠牲にしがちな日本女性に向けたメッセージを付箋で貼っていく展示です。目的は「細いだけではない、世界の美しさの多様性を視える化すること」。語学堪能な日本文化を世界にPRする親善大使、Miss SAKEファイナリストたちがナビゲーターとなり、37カ国の参加を実現しました。

6日間の参加型展示の結果は、日本人の国旗は多数がBMI18未満の痩せゾーンに。全体の6割弱がBMI18未満を好む結果でした。アジア諸国も似たような傾向にありました。一方でヨーロッパ大陸ではBMI21~23がボリュームゾーン、南アメリカ・オセアニアはBMI21~27、北アメリカはばらける結果でBMI18~23、全体的に女性よりも男性はやや高いBMIを好む傾向にありました。寄せられたメッセージも印象的で「日本に着いて細すぎる女性にびっくりした。競争したり比較したりしないで。」「痩せている、太っているより、快適であることが大切」「健康的な体型でいられることは社会が豊かであることの象徴。誰もがそうなれるわけではないから、無理して痩せるなんて勿体無いこと」といったハッとさせられるようなメッセージがありました。



びっしりと国旗シールが散りばめられた「展示パネル」は多くの注目を集め、立ち寄った日本人の多くが日本女性の現状について「知らなかった」と驚きの声をあげたり、体型や健康について対話したりするシーンがみられました。37カ国のゲストの参加により完成した「わたしの美のものさし展」は、日本人の対話を引き出す教育教材として、今後は自治体、学校、企業等での展示を予定しております。



※撮影は全て同意書にサインを頂戴しております。

【問い合わせ先】

一般社団法人Luvtelli-ラブテリ-・一般社団法人Miss SAKE 合同万博事務局

担当:広報チーム 池上(TEL: 050-7109-7773)/ 森田(TEL: 090-2493-6543)

MAIL:info@luvtelli.jp

世界各国の来場者と“測って・知って・考える”

国内外のゲスト6,500名が参加!!最先端の技術力で“女性の健康”を測る「万博保健室」

連日大盛況となった、女性の健康において重要となるBMI・体脂肪・ヘモグロビン(貧血の指標)・骨密度を測定し、WHOの基準値に基づきフィードバックを行う「万博保健室」。「ロコモ度テスト」も加わり、「自分の体を知るよい機会になった」「測ったことがない項目を測れて嬉しかった」「夫に貧血で辛いことを理解してもらえた」など、参加者から感謝の声が多く寄せられました。万博保健室では、測定だけでなく、助産師・管理栄養士・看護師を中心とした保健室カウンセラーがその場で月経・排卵・女性ホルモンへの影響と合わせて望ましい生活習慣や食生活に関するアドバイスを行いました。なかでもパルスオキシメーターで痛みなく採血不要でヘモグロビンが測れる「指先貧血チェック」は大人気で、6日間で6,500名が体験しました。

※提供:マシモジャパン株式会社「Rad-67」



国家プロジェクト連携:プレコンセプションケアを牽引する専門家が連日登壇!

ウィメンズヘルスブースでは、17日(月)~22日(日)にかけて、連日国内のプレコンセプションケアを牽引する専門家が登壇しました。万博は国主導のプロジェクトですが、19日(木)に同じく内閣府の「戦略的イノベーション創造プログラム:SIP」のプロジェクト「包摂的コミュニティプラットフォームの構築」のプログラムディレクター筑波大学大学院 久野譜也教授、サブプログラムディレクター順天堂大学医学部 北出真里教授が登壇されました。さらに、最終日である22日(日)には、女性の痩せ対策に取り組む「マイウェルボディ協議会」から、医学博⼠ 奈良岡佑南、ルッキズムを啓蒙するインフルエンサーでありマイウェルボディ協議会のサポーターでもあるkelluna.代表 前川裕奈、展示中の「美のタイムトラベル」の企画を提案したマイウェルボディ協議会の学生プロジェクトメンバーが登壇し、「わたしの美のものさし展」の国旗投票結果を発表しました(マイウェルボディ協議会代表幹事の田村好史教授はビデオ参加でFUS~女性の低栄養・低体重~について発表を行いました)。

別日も母性内科医、小児科医、産婦人科医、薬剤師などが登壇し、MCは当事者世代を代表としてMiss SAKEが務め、等身大の女性の声を届けました。連日の猛暑の中、客席に座ったゲストには日本女性の低栄養課題のソリューションのひとつとして、白鶴酒造株式会社よりご提供いただいた甘酒がMiss SAKEより振る舞われ、最新のデータを用いた数々の発表に聞き入っていました。



課題提起だけでなくソリューションも合わせて展示

ブース内には日本女性の健康課題として、貧血、低骨密度・筋肉量低下、痩せ、月経異常の実態や背景を展示し、ゲストの多くが真剣に読み込んでいる姿が見受けられました。展示やセミナーで課題提起が続く中、ブース内では忙しく働く女性がかんたんに栄養を整えられる手段として、味の素株式会社の美味しさと栄養バランスを両立した冷凍宅配弁当「あえて、(R)️」を展示・実食し、「美味しい」という声が多く寄せられました。また、不足しがちな栄養をバランスよく摂るためにホールフードにこだわったクアントバスタ株式会社の有機大豆を使ったプロテインにも飲みやすさに驚きの声が上がりました。日々の料理に混ぜるだけでかんたんにタンパク質や鉄が強化できるラブテリ代表細川モモ監修の「ミライパウダー」もその気軽さがお母さんたちに喜ばれ、物価高で難しさを増すばかりの栄養管理の負担が軽減されるソリューション展示に多くのゲストが笑顔が見られました。



NEXTは女性医療の社会実装

万博で多くの反響を呼んだ「万博保健室」は、「わたしの美のものさし展」とともに2025年内に女性対象の大型イベントや大学の学園祭などに出展する方向ですでに動いており、世界37カ国の声を全国の少女、女性たちに届けていきます。

また、12都道府県で開催しているラブテリ保健室に参加した女性ゲストの3割ほどが受診喚起(貧⾎/低⾻密度/痩せ過ぎ/無月経/月経異常)となるものの、受診に対する心理的ハードルが高く、欧米で8割の定期受診率が日本は2割にとどまっている現状があります。実際にラブテリが10~20代女性にヒアリングしたところ、「病院に行くのが怖い」「何をされるかわからないから不安」「行くだけで緊張する」という意見が多く聞かれ、これらが受診を妨げている要因であると考えます。

ラブテリとして少しでもこういった状況を改善したく、医療法人と連携し、女性内科・小児科を標榜し子供から大人まで幅広い女性が気軽に受診できる、通いやすく温かみのあるクリニック「ZUTTO and Clinic(仮)」を東京調布市に開院予定です(2026年度冬頃を予定)。

一般社団法人ラブテリは、15種60名以上の専門家とともに、社会実装の実務家集団として、「女性とこどもための保健室」「わたしの美のものさし展」「3万人のみんなの生理白書」「早期受診・改善へのサポート」「産後ケア」「最初の1000日の発達サポート」を進め、それらの社会実装を“ZUTTO(ずっとZUTTO寄り添う)プロジェクト”と命名し、未来の社会の基盤となる女性と子どもの健康、プレコンセプションケアに取り組んで参ります。

一般社団法人Miss SAKE・一般社団法人Luvtelli(ラブテリ)

<一般社団法人Luvtelli-ラブテリ->

2025関西・大阪万博におけるWomen’s Healthを手掛け、国家プロジェクトの連携・37カ国の参加を実現した社会実装の実務家集団。2009年に女性と次世代の健康増進(プレコンセプションケア)を活動目的とし、代表の細川モモの呼びかけにより日米の専門家で発足。「研究」「啓蒙(保健室)」「共創」「医療」の4本柱を有し、12都道府県で保健室を実施(東京・京都は産学官モデル)。参加者延べ7,000名のデータを解析し、働く女性の健康課題や生理痛の解明に取り組み、学会発表・論文発表も手がける。多くの企業と共創し、100万ダウンロード突破の月経管理アプリや栄養強化食品等の商品開発・監修も意欲的に行っている。24年より内閣府の<SIP~戦略的イノベーション創造プログラム~>「包摂的コミュニティプラットフォームの構築」の研究開発テーマの一つである女性の健康領域において社会実装領域を担当している。

「第13回 健康寿命をのばそう!アワード/厚生労働省 健康・生活衛生局長 優良賞」「日本栄養士会84selection」「人気育児雑誌6媒体が選ぶ/ペアレンティングアワード2018※2020再ノミネート」を受賞。

Website: https://www.luvtelli.com



<一般社団法人Miss SAKE>

伝統ある日本酒と日本文化の魅力を日本国内外に発信する美意識と知性を身につけたアンバサダー(親善大使)を選出する目的で一般社団法人Miss SAKEが主催。外務省、農林水産省、国税庁、観光庁、日本酒造組合中央会等の後援のもと2013年に 「初代Miss SAKE」 が誕生。以降12年間、ニューヨーク、パリ、ロンドン、シドニー、香港、デリー等、世界23カ国・地域、36都市において日本酒を切り口にした日本の食・文化に関する啓発や、日本への観光誘致活動を行う。昨年2024年は世界21都市を訪問、国内外の活動を合わせると年間500件に迫るプロモーションに従事している。「1人の女性として自立し輝くための成長と学びの機会」の創出を目的とし、対象者向けに例年20日間に及ぶ研修「ナデシコプログラム」を実施。その中では日本酒や食に対する講義は勿論のこと、女性の健康課題に注目した1日特別プログラムも開催している。

Miss SAKE HP:https://www.misssake.org Instagram:https://www.instagram.com/miss_sake

<万博保健室+美のものさし展>

■ 主催:一般社団法人Miss SAKE/一般社団法人Luvtelli

■ 協力企業:株式会社スズケン、味の素株式会社、クアントバスタ株式会社、株式会社リンケージ、内閣府SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)「MOM UP PARK」「マイウェルボディ協議会」、マシモジャパン株式会社、株式会社タニタ、ロコモ チャレンジ! 推進協議会、白鶴酒造株式会社、株式会社ビタットジャパン(順不同)

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