板東俘虜(ふりょ)収容所と神戸の記憶―捕虜たちが遺した文化と物語

 板東俘虜(ふりょ)収容所のドイツ人捕虜の一部は戦後も日本に残り、神戸で生涯を終えました。

 本企画展では、神戸市外国人墓地に眠る元捕虜と神戸のドイツ人商人たちに焦点を当て、それぞれが歩んだ人生やつながりを紹介します。彼らの交流の歴史を、史料や写真を通じてたどります。

 鳴門から神戸へ。彼らの人生をたどることで見えてくるのは、戦争という過酷な時代を生き抜いた人々の「交流」と「共生」の記録です。

 板東と神戸を結ぶ、知られざる歴史のつながりをぜひご覧ください。



日 時

令和7年4月15日(火) ~6月11日(水) 

開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

※休館日 第4月曜日

場 所

鳴門市ドイツ館 2階 企画展示室(徳島県鳴門市大麻町桧字東山田55-2)

観 覧 料

大人400円、小中学生100円/常設展と共通



担当者コメント

 今回の調査では、これまで記録に残っていなかった「板東俘虜収容所に収容されていた元捕虜」が、神戸・再度山に埋葬されていることを新たに確認することができました。

 また、全国各地の収容所から解放され、神戸に定住した元捕虜たちの存在も明らかになり、捕虜たちの戦後の歩みをたどる新たな一歩となりました。

 本展では、こうした新発見も交えながら、捕虜たちが遺した文化と物語を多角的に紹介したいと考えています。(長谷川)

問い合わせ先

鳴門市ドイツ館

☎088-679-9110

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