韓国観光公社、日本旅行業協会(JATA) アウトバウンド促進協議会(JOTC)韓国ワーキンググループと共同で「韓国絶景30選」新規選定および本格的な韓国旅行商品の造成に乗り出した。

韓国観光公社(社長職務代行ソ・ヨンチュン)は地方の特色あるコンテンツを活用して訪韓日本人の関心を高め、地方訪問を促進するため、去る2月に日本旅行業協会(JATA)のアウトバウンド促進協議会 韓国ワーキンググループ(以下、JOTC韓国ワーキンググループ)と共同で「韓国絶景30選」を新規で選定したと明らかにした。

今回選ばれた「韓国絶景30選」は、韓国観光写真公募展受賞作などに基づいて絶景候補群を構成し、これら候補群を対象に、地域の接近性、周辺観光地との連携性、地域名物料理などを考慮して、JOTC韓国ワーキンググループ所属14の旅行会社韓国商品造成の専門家が最終的に選定した。 「絶景30選」には、雪岳山、東宮と月池、海東龍宮寺など国内でも人気の絶景をはじめ、済州セビョルオルム、順天湾国家庭園(順天湾湿地)、馬耳山など日本人にはまだなじみのない絶景も多数含まれている。日本人観光客の地域訪問を促進する趣旨から、ソウルは除外された。

公社は、'23年度からは各地域の名物料理(「グルメ30選」)をテーマに韓国の地方を訪れる旅行商品企画を推進し、今年からは食に続く第2弾として「絶景」をテーマに日本の旅行会社と共同で本格的な韓国地方観光の魅力を広めていく。

まず、「絶景30選」を訪れる旅行商品の企画と販売促進のため、3月中に東京、大阪、福岡を巡回して地域旅行会社を対象「絶景30選」を紹介するセミナーを開催する。続いて、3月と4月にはそれぞれ日本の主要メディアと旅行会社の旅行商品造成担当者を対象に視察ツアーを実施する計画だ。年末には、JATAと共同で、25年に発売された絶景訪問旅行商品を対象とするコンテストを開催し、優秀商品を選定して表彰するなど、旅行会社対象インセンティブ施策も準備している。

日本人限定のイベント開催で2025年度の地方訪問誘致を加速-

咸安落火ノリなど優秀事例の持続発掘により拡大

「絶景30選」以外にも、日本市場のみをターゲットとする特別イベントを開催し、地方観光マーケティングを強化する予定だ。以前から日本が特別版コンテンツに対する購買力の高い市場である点に着目し、24年度には国内で人気の高い「落火遊び」行事を日本人対象専用イベントとしてデモ開催し、約500人の観光客を誘致した。イベントに参加した日本人観光客(60代、女性)は、「韓流ドラマとK-POPミュージックビデオに出てくるシーンを実際に目で見ることが出来たのは良かったし、直接紙に願い事を書いて落火棒にぶら下げて燃やす体験は日本にないのもので、独特だった」と好評だった。

これに公社は、咸安郡、日本の有力旅行会社などと協議して、'25年10月16日に日本人を対象とした特別イベントの開催を早期に確定し、本格的な誘致に乗り出す。また日本有力放送局及びインフルエンサーの訪韓取材を通じて、持続的な関心喚起を誘導する計画だ。咸安落火ノリの事例を他の地域へ拡散するため、今年はキムジャン体験などの追加的な日本人限定の特別イベントの開催も計画している。

韓国観光公社キム・グァンミ日本地域センター長は、「24年度の日本人全体の海外旅行需要がコロナ19以前 2019年と比べて約65%の回復率(出国日本人統計:日本政府観光局(JNTO))という中、韓国方面だけが322万人を誘致することが出来て、コロナ19以前水準に回復した。ブランディングを強化する戦略が必要な時だ」としながら、「絶景30選」、「グルメ30選」のように日本人が好むコンテンツを持続して発掘し、日本人限定の特別イベントの成功開催と拡散を通じて、市場攻略を強化していく」と明らかにした。



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