冬季は閉館するホテルも多いので要注意!
食事についても然り。イタリアの温泉ホテルでは、朝食のみ、朝食+1食 (昼食か夕食を選択できる場合が多い)、全食付きの3パターンから選択することが可能。レストランを持つホテルがほとんどなので、宿泊先から一歩も出ずに、完全休息を試みるのもひとつの手だが、ホテル内で出される食事は今ひとつ、というのが正直なところ。ただ、温泉ホテルのほとんどが郊外にあるので、移動手段がない場合はホテルのレストランを利用する方が便利なことも確か。車があるなら、周辺の美味しいレストランを探してみることをお勧めする。イタリアの田舎の食レベルはとても高いのでかなり楽しめるはず。
最後に注意すべき点だが、イタリアの温泉は一般に温度が低め(38~40℃)。気温が下がる冬場は震えながら屋外プールに入浴する羽目になることも。そんな理由から、クリスマス・年末・年始の休暇を除く11月から3月まではクローズしている温泉ホテルも多々ある。予約の際は各ホテルのホームページで詳細のご確認を。
San Giovanni Terme Rapolano (サン・ジョヴァンニ・テルメ・ラポラーノ)
Via Terme San Giovanni 52 Rapolano Terme (SI)
電話番号 +39-0577.72.4030
www.termesangiovanni.it/piscine_en.php
トスカーナ地方、シエナの近く。筆者が定宿にしている温泉ホテル。プールの種類が多く、宿泊客専用プールあり。
Terme di Stigliano (テルメ・ディ・スティリアーノ)
Via Bagni di Stigliano 2 Canale Monterano (RM)
電話番号 +39-06.9980.5977
www.termedistigliano.it/
ローマから車で1時間強。森の中にひっそり佇む。古代ローマ時代はエジプト方面遠征後の清めの温泉として兵士たちが使用していた。
Terme dei Papi (テルメ・デイ・パーピ)
Strada bagni 12 Viterbo
電話番号 +39-0761.3501
ローマから北へ180km。月~土の8:30と14:30にローマ市内(マンチーニ広場/Piazza Mancini)からホテルが運行するバスあり(往復8ユーロ)。
www.termedeipapi.it/index.php?zn=home&lang=eng
Bagni di Pisa Medical Spa Resort (バーニ・ディ・ピーサ)
Largo Shelley 18 San Giuliano Terme (PISA)
電話番号 +39-050.88501
トスカーナ地方、ピサの近く。クレア・トラベラー2008年10月号でも紹介。タクシーも呼べ、街までのアクセスが簡単なのが有り難い。
www.bagnidipisa.com/eng/
村本幸枝(むらもとゆきえ)
イタリアでは撮影コーディネートを、日本では東京・中央区で「日伊文化交流サロン アッティコ」を主宰。在伊歴20年ちょっと。現在、年の半分ずつをイタリアと日本で過ごしている
日伊文化交流サロン「アッティコ」:http://www.attico.net
text&photographs:Yukie Muramoto