タイムレスを追求する、二つのブランドの出合い
CFCLは、2020年に「Clothing For Contemporary Life(現代生活のための衣服)」の頭文字から名付けられ、誕生した。
3Dコンピューターでのニッティング技術を拡張した衣服づくりで、機能性と環境への配慮、サプライチェーンの透明性を追求。現代生活に求められる衣服を思索する衣服づくりを続けている。
CFCLの高橋悠介デザイナーは今回の協業について、次のようにコメントした。
「初めてカレワラを知ったときに、素晴らしい企業理念と、上品でありながら存在感があるプロダクトに惹かれました。CFCLは、ニットドレスが都市の中であらゆるオケージョンに対応する品格を持つということを、デザインを通して伝えています。さらに、スニーカーやパンプス、ジュエリーなどと組み合わせることで、スペシャルな場にもふさわしいものになります。ジュエリーは非常に重要だと考えていたタイミングだったので、お声がけいただいたことを非常にうれしく思いました」
一方のカレワラは、1937年創業のフィンランドのデザインハウス。すべてのジュエリーをヘルシンキの自社工房で職人の手作業によって製作する。2027年には創業90周年を迎え、今回のコラボレーションはその記念すべき節目でもある。
「約90年の間、ジュエリーデザインの大胆な先駆者として歩んできました。私たちのジュエリーは“身に着ける彫刻”と表現されます。当社は女性によって設立され、女性が所有し、今も女性が率いています。1960年代には、すでに女性のチーフデザイナーが活躍していました」と、カレワラのアイノ・アールネース クリエイティブディレクターは語る。
「このコレクションは、彫刻的なフォルムと時代を超えた美しさ、そして職人技への共通の敬意によって結ばれた、ふたつのデザインスタジオの結晶です。品質へのこだわり、長く愛用できること、そして責任ある生産という両ブランドが共有する価値観も反映しています。本当に今回のコラボレーションは素晴らしいものでした」
両ブランドに共通するのは、「長く使い続けられること」への揺るぎない信念。シーズンを超えて愛用され、次の世代へと受け継がれていく。そのものづくりの哲学が、今回の協業を生み出した根幹にある。
異なる文化が出会うことで生まれる、新たな可能性
「日本のファッションとフィンランドのジュエリーデザインによる創造的な対話の始まり」と表現されたこのコレクション。「始まり」という言葉が示すように、今回のコレクションは一度きりの取り組みではなく、異なるデザイン文化が交わることで生まれる継続的な探求として位置づけられている。
品質と責任あるものづくりを共有する二つのブランドが、この先どのような対話を続けていくのか。その行方にも注目したい。
CFCL | Kalevala Laine コレクション
コレクション名:Kalevala Laine
ブランド:CFCL(日本)× Kalevala(フィンランド)
アイテム:ブローチ、イヤーカフ、ピアス、ネックレス、リング(すべてシルバー鋳造)
発売時期: 2027年初頭予定
公式サイト:www.cfcl.jp / www.kalevalashop.jp
文=CREA編集部
