キレのある、ピュアな料理を体験できる
自家製トルティーヤ、パテ、焼きリンゴなど大充実の朝食。
「素材そのものの味に取り組み、現代的で、行き過ぎず、味わいがある料理です」と自分の料理を表現するラルマン氏。いい素材を的確な技術で最高の状態にし、ソースで感動を与える。特に得意とするのは手長エビ。いかにフランスであっても魚料理では、和食になかなかかなわないと感じることが多いが、彼の手長エビは絶品だ。ふっくらとして弾力がありながら、口のなかでとろける。この食感はセクシーですらある。メインのマトウダイと桂剥きしてコンフィしたカブの一皿も印象的。合わせるのはもちろんシャンパン。シャンパンだけでも600、ワインも1200アイテムと充実。キレのある、ピュアな料理を体験できるランス必須のアドレスに躍り出た。
客室5号室では、ジェリコー作の絵画『メデューズ号の筏』の写真がベッドのヘッドボードになっている。
L'Assiette Champenoise (ラシエット・シャンプノワーズ)
所在地 40 avenue Paul-Vaillant-Couturier 51430 Tinqueux
電話番号 +33-3-2684-6464
営業時間 12:00～14:00、19:30～21:30
定休日 水曜昼、火曜
客室数 35室
料金 一般客室195～255ユーロ、スイート客室335～620ユーロ
日本での問い合わせ先／
シャトー＆ホテル・コレクション
電話番号 03-5362-7852
URL http://www.chateauxhotels.jp/
撮影＝小野祐次
文＝安田薫子
