食を愛する6人がオープンした食材店

パパ・サピアンの創始者6名。紅一点がアレクサンドラ・ルパージュさんで牽引者。

 食を愛する6人の友人が、その愛が高じてオープンすることになった店が“パパ・サピアン”です。広告、ファイナンス、マーケティング、デザインという、六人六様の仕事を持つ彼ら。舌にも自信がある彼らが、美味しい食材に出会うことを楽しみとし、同時にそれを作る生産者たちとの交流も深めてきたといいます。

“ラ・テット・ダン・レ・ゾリーブ”のオリーブオイル。オーナー、セドリック・カサノヴァさんがシシリアで監修する。

 生産者たちの思いをファミリーのように十分に分かち合っているからこそ、消費者に届けられるのではないか。それで、生産者の思いを伝えることのできる新しいエピスリーをオープンしたらというアイディアに結びついたのだそうです。

マーク・ペレイによるコンフィ類。トマトや赤ピーマンなどのコンフィ。ピュレも美味しい。

 お店は17区のマーケット街で有名な界隈のバイヤン通りにあり、消費者により近いという立地で2013年12月のオープンからすでに多くの顧客がついています。

 また、生産者のポートレートのポラロイドを各商品に飾ったり、ウォールスクリーンで生産者の言葉や仕事を収めたビデオを流すなどの工夫が、興味をひく仕掛けとなっています。

 パパ・サピアンの中心人物でもあり紅一点のアレクサンドラ・ルパージュさんは、生産者とその商品について知り抜いているので、さまざまな生の話を引き出せるのも楽しみのひとつでしょう。

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文=伊藤文