そんなところに赤ん坊？ プラハのシンボル
奇怪な「タワーパークプラハ」

地上66メートルの6ツ星ホテルは、わずか1室のみ

美しい景色はあなただけのものです。

 展望フロアの下にはレストランやホテルが完備されていますが、このホテル、なんと部屋数は1室のみ。2012年にホテルとして改装された際、ワンランク上のファーストクラスなサービスを提供するスペシャルルームとして設置されました。プラハで唯一の6ツ星ホテルで、室内からはもちろんプラハを一望できます。バスタブにつかりながら優雅に夜景をひとり占めすることも可能で、眠るのが惜しいほどのスペシャルルームなのです。

優雅なバスタイムが約束されています。

 お値段は1泊1万8000コルナ～(約9万3000円～)。現在のところ、予約は数カ月先までいっぱいだとか。地元プラハに住んでいる人からの予約も多いとのことです。地元TV局でも取り上げられる人気ぶり。ご予約はぜひお早めに。

 ホテルに宿泊できなくても、タワー内にはレストラン、カフェ＆バーもあり、お食事やお茶をしながら、あるいはカクテルを片手に、プラハの景色を楽しめます。これぞプラハでしか体験できない贅沢な時間でしょう。

食事をしながらプラハの景色を満喫できます。

美しいお料理の数々。

 タワーがあるエリアは、プラハの王道観光ルートからは少し離れた高級住宅街のヴィノフラディと、若者に人気のエリア、ジシュコフの境目あたり。近年、新しいレストランやカフェ、ショップなどがたくさんオープンしている注目エリアでもあります。タワー観光のついでに街歩きも楽しんでみましょう。

文・撮影＝クレメントゆみ子