プーケットの静かな東海岸に立つ
大人のためのリゾート「ウェスティン」

アクティビティーに参加してリゾートを2倍楽しむ

 このリゾートに宿泊する楽しみのひとつが、充実したアクティビティーだ。早朝のヨガ、筋トレ、プールでのアクアサイズ、目の前の海で行われるウインドサーフィンなど、さまざまなプログラムが用意されているのだ。もちろん、あくまでも体験という形なので、未経験でも安心してトライできる。

 気軽に参加できるのは、ヨガと筋トレ。レッスンの時間は30分ほどで、水着も必要ない。レッスンは英語なので、最初は少々戸惑うかもしれない。だが、インストラクターにならって、見よう見まねで身体を動かせばいいだけなので、そのうち気にならなくなる。このリゾートにはフィットネススタジオもあるが、こうして屋外で身体を動かす気持ちよさは格別。波の音を聞きながら全身を解放する喜びを、ぜひ感じたいものだ。

左：筋トレのレッスン。この後に食べる朝食は一段とおいしい。
右：女性に人気のヨガ。インストラクターも親しみやすく親切。

 もうひとつ、女性に人気のアクティビティーといえば、クッキングクラス。約2時間かけて、代表的なタイ料理をシェフから教わる。メニューは、スパイシーな春雨サラダのヤムウンセン、タイ風焼きそばのパッタイなど、タイを旅していれば一度は食べる定番料理。食材はもちろんのこと、エプロンまで用意されているので、手ぶらで参加OK。言葉に不安がある場合は、あらかじめ日本人スタッフの通訳をリクエストしておくといいだろう。

左：タイ料理のシェフに教わるクッキングクラス。細かいレシピも渡されるので、帰国後も役立ちそう。
右：ある日のメニューは、タイ風焼きそばの“パッタイ”。

 日中はアクティビティーを楽しんだり、プールで泳いだり。そして夜は、ウェスティンならではのヘブンリーベッドで眠る。そんなリゾートでの時間はきっと、日頃の疲れを癒してくれるに違いない。

芹澤和美 (せりざわ かずみ)
アジアやオセアニア、中米を中心に、ネイティブの暮らしやカルチャー、ホテルなどを取材。ここ数年は、マカオからのレポートをラジオやテレビなどで発信中。漫画家の花津ハナヨ氏によるトラベルコミック『噂のマカオで女磨き！』(文藝春秋)では、花津氏とマカオを歩き、女性視点のマカオをコーディネイト。著書に『マカオノスタルジック紀行』(双葉社)。
オフィシャルサイト http://www.serizawa.cn

文・撮影＝芹澤和美