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10月13日の花はユリ「ソルボンヌ」

 「ソルボンヌ」はピンク色が鮮やかなオリエンタルユリの一種です。

　ユリにはいくつかの分類がありますが、オリエンタルユリは日本原産の大輪のユリ、ヤマユリをもとに作られたグループで、代表的なものだとカサブランカもこの仲間です。

　世界にもユリの原種はいくつも存在しますが、日本のものは特に美しいものが多く、江戸末期にシーボルトによってヨーロッパにもたらされて以来、世界で爆発的な人気を誇りました。

　明治期になるとユリの球根が大量に輸出され、その外貨獲得額は生糸に迫るものでした。かつてチューリップで豊かになったオランダのように、日本はユリで豊かになったのです。

　ユリは下についている花から咲いていくので普通に飾るとつぼみが上、花が下になりますが、U字型の花器で高低差をつけると、咲いている花が上にくる独創的な花あしらいができます。

【ピンクのユリの花言葉】虚栄心、思わせぶり、上品、富と繁栄
【ピンクのユリが誕生花の人】8月1日、8月11日生まれ

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佐藤俊輔(さとう しゅんすけ)

フラワーデザイナー。大手百貨店退社後、花の世界へ。2014年モナコ国際親善作品展国内選考会で特別賞を受賞。'17年「女性自身」(光文社)、’19年日本最大級の花材通販「はなどんやアソシエ」にて季節のアレンジメントを連載。’20年から、CREA WEBにて「Playful Flower Life！」連載中。

次の話を読む【10月14日の花】プレビア 紫色のアンスリウムをワイングラスに

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Column

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フラワーデザイナーの佐藤俊輔さんが一日一花、暮らしが華やぎ、活力をもらえるおすすめの花をナビゲート。花にまつわるトピックスや飾り方などもあわせて紹介します。今日は、花を飾ってみませんか？

 

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2022.10.13(木)
文＝佐藤俊輔
イラスト＝佐藤弘昌

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