ピクニックも楽しめる園内北東エリア

グローバル・キッチン・ガーデンでは、いきいきと野菜が育っています

 園内の北東にあたるエリアには、「グローバル・キッチン・ガーデン」が設けられ、世界中の90種類の野菜やハーブが、南米や西アジアなど、地域ごとに分けられて栽培されています。ここではブドウやザクロ、オリーブなどが、円形にデザインされた花壇のような畑にお行儀よく配され、見学しやすいつくり。日頃から食卓でお馴染みの野菜も、実は意外な場所から来ていることがわかったり、と、驚きのあるエリアです。このグローバル・キッチン・ガーデンの隣には、屋根付きのテーブルと椅子が並んだピクニック・ガーデンがあり、自分で持ってきたお弁当や西側に位置するカフェで買ってきた食べ物を持ち寄って、ピクニックが楽しめるようになっています。

畑にも、野菜の種類などに関する解説が設置
週末にボランティアによって行われるパーム・ハウスのツアーでは、食べられる植物に関する詳しい解説を聞くことができます

 このほかにも、東に位置する野菜畑では、キュー・ガーデンの教育機関で学ぶ学生たちが、週末の午前11時から午後4時まで、デモンストレーションや質疑応答を行ったり、またロイヤル・キッチンではジョージ3世の時代(18世紀後半~19世紀初期)のお料理教室が開催されたりと、園内にはさまざまな楽しい催し物がいっぱいです。「IncrEdible」の黄色いサインが、イベント関連の印。このサインのある場所には、必ず食べられる植物関連の仕掛けが潜んでいます。

 日の長い夏の一日、植物園で自然の恵みを感じるのも、ロンドンならではの楽しみ方といえそうです。

IncrEdibles
開催期間 ~2013年9月1日まで
場所 Kew Gardens
住所 Kew Road, Richmond, surrey TW9 3AB
開園時間
 9:30~18:30(~8月26日、週末、祝祭日のみ~19:30)
 9:30~18:00(8月27日~10月26日)
入園料 大人16ポンド
URL www.kew.org

Kazuyo Yasuda(KRess Europe)
ロンドンを拠点とする編集プロダクションKRess Europeの代表。現在、ヨーロッパでの生活をテーマとした初めての電子書籍を年内に刊行すべく、準備中。

Column

気になる世界の街角から

世界の12都市から、何が旬で何が起きているかをリポートするこのコーナー。
その街に今すぐ飛んで行きたくなる情報ばかりです!

text&photographs:Kazuyo Yasuda(KRess Europe)